“嵐は突然に part03”

幼馴染 「まったく!もう!お母さんたら!」

幼馴染 「いきなり何てこと聞くのよね!」

幼馴染 「おかげでミルク噴き出しちゃったじゃないのよ!」

私の一日はミルクを飲むことで始まるといっても過言ではないだろう。

そのミルクを飲めず、しかも噴き出すなんて...

幼馴染 「もぉ~!最悪~~~!!」

今日は寝覚めがよかったから、尚更最悪だ。

幼馴染 「もう!何よ!いきなり主人公の名前を出すなんて!」

幼馴染 「あいつと私はなんでもないっての!」

幼馴染 「あいつはただの幼馴染で、馬鹿で鈍感で、でもそれが良くて...」

幼馴染 「...ってあれ?」

幼馴染 「私は何を言っているんだ~!」

幼馴染 「ハァハァハァ...」

幼馴染 「よし!決めた!」

幼馴染 「早く学校に行って、あいつに会って憂さ晴らししてやるんだから!」

ドン!

??? 「痛っ!」

幼馴染 「あ、すみません!」

??? 「...いえ、いいのよ。こっちも前をむいていなかったし」

??? 「それじゃあね」

幼馴染 「ああ、はい。本当にすみませんでした。」

幼馴染 「人にぶつかるなんて...本当、最悪...」

幼馴染 「!そうだ!これも主人公のせいだ!そうに違いない!」

幼馴染 「待ってなさいよ!主人公!」

・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・。

幼馴染 「おはよー」

幼馴染の親友1 「おはよ~」

幼馴染の親友2 「おはよう」

幼馴染 「あれ?主人公は?」

幼馴染の親友2 「まだ来ていないみたいだぞ?」

幼馴染 「何~!?まだ来ていない!?」

幼馴染の親友2 「?...なにか用事でもあったのか?」

幼馴染 「憂さ晴らし」

幼馴染の親友1 「え?」

幼馴染の親友1 「憂さ...晴らし?」

幼馴染 「そうよ!主人公のせいでとんでもない目にあったんだから!」

幼馴染の親友1 「主人公君?」

幼馴染の親友2 「主人公と何があったんだ?」

幼馴染 「あいつの名前のせいで、寝覚め良かったのにミルク噴き出して散々な目にあった」

幼馴染の親友1 「全然意味がわかんない...」

幼馴染の親友2 「そうか、そんなことがあったのか...」

幼馴染の親友1 「え?幼馴染の親友2ちゃん分かるったの?」

幼馴染の親友2 「分からん!」

幼馴染の親友2 「だが、あいつのことだ!人の嫌がることをしたに決まっている!」

幼馴染 「その通りだ!さすが幼馴染の親友2!」

幼馴染の親友2 「さぁ!早く来い!主人公!」

幼馴染の親友2 「この私が正義の鉄槌を下してやる!」

10分後。

担任 「よし!みんな席についてるな!」

幼馴染の親友2 「HR始まっちゃったよ...」

幼馴染の親友2 「主人公!これも貴様の嫌がらせか!」

担任 「そこ、うるさいぞ。」

幼馴染の親友2 「う...。すみません...」

幼馴染 「怒られた...アハハハ!」

担任 「・・・」

幼馴染 「...すみませんでした」

担任 「ったく、いっつも朝から騒がしいなこの教室は...」

担任 「まぁいい。そのほうがあいつも馴染みやすいだろう...」

担任 「おう!お前ら喜べ!今日からここに新しく通う生徒がいる!」

幼馴染の親友1 「て、て、転校生!?」

幼馴染の親友2 「どんなやつだろうな」

担任 「よし!入って来い!」

??? 「失礼します」

To be continued...

B
e
f
p
q
r
s
K
O
Keyboard Shortcuts
  • J Next page
  • K Previous page
  • [ First page
  • ] Last page
  • E Enable/disable bubble animation
  • 0 Manual page turning
  • 1 Slow page turning
  • 2 Normal page turning
  • 3 Fast page turning
  • P Start/stop auto page turning
  • ? Show keyboard shortcuts
Play Again
More Stories
Posted at 2013/01/31 01:18 Viewed 12 times

Comments

Login to Write your comment