“魔法少女物語2~敵・襲来~”

うひゃー! 遅刻だよー!

ふう、ふう。 間に合った!

間に合ってねーよ! 完全に遅刻だから!

み、見逃して…

放課後、生活指導室に来るように!

がーん!

もういいからさっさと席につけ!

はーい。

さて、ホームルームを始める前に。

このクラスの寧子さんですが、転校しました。

ええっ! どうして!

一身上の都合だそうだ。

そんな~! お別れの挨拶もしてないよ!

みんなには挨拶もなしに悪いとは言っていた。

ちなみに何処へ?

外国だ。

車で行けますか?

それで海を横断してみろ! 世界記録だぞ!

免許は18歳以上だから無理!

じゃあ言うな!

遠すぎるよ~。

手紙を送ればいいだろ。

ナイスアイデア!

話がまとまったならそろそろちゃんとしたホームルームを…

あっ。 時間がもう終わってた。

では放課後のホームルームで。

どうしよう、寧子さんにどういうふうに手紙送ろう。

そうだ! うさぎならいいアイデアくれるかも!

そして授業は終わり、放課後となり帰宅する。

全く! お母さんも人使い荒いよ! コショウぐらい忘れないでよ!

これぐらいはしてあげては?

じゃあうさぎがやってよ!

私がやってたら不思議に思われます。 そして私はうさぎという名前じゃないです!

えーっと、ウサ…

ウサマリーといいます。 一応メスです。

変わった名前だね。

まあいいじゃないですか。

そうだ、ちょうどいいので敵の幹部について話しておいた方がいいですね。

幹部?

そうです。 いわばアニマールズ四天王です。 まあ私がいた時は五人衆でしたが。

おおー! 格好いい!

まず一人目、鉄壁のブータン。

鉄壁?

どんな攻撃も防いでしまうものをもっているんです。

そんな敵にあったらどうすればいいですか?

幹部達に対抗する力は十分にそのヘアピンにはありますが…

まだあなたは魔法少女に成り立てなので本来の力を使えないです。

じゃあどうすれば!?

私もフォローしますので一緒に頑張りましょう!

前途多難だね。

話を戻しますが、四天王二人目は戦闘対応のケロルド。

対応?

ケロルドはいろんな戦場に対応できるのです。

つ、強そうですね。

ケロルド以上の四天王を倒さない限り、地球に平和は来ません。 だから一緒に…

ドゴーン!

爆発! まさか!

奴らです!

買い物した荷物を届けないと!

行ってる場合ですか! 早くフィールドに入りましょう!

はいはい。 フィールドダイブ!

フシュ―。

ひやあああああ!

よいしょ。

ベスン!

いたた~、またお尻打った~。

慣れてください。

あれ? ここ、町じゃないね。

しまった! ここは…!

そうさ! ここは支配フィールドと言って、支配者が自由に作る事のできるフィールドさ!

あ、あなたは!?

ブータン!

久しぶりだなウサマリー。

くっ! よりにもよってこんなに早く幹部クラスが来るなんて!

さて、楽しませて貰おうか! 魔法少女!

見たいテレビがあるので返してくれないかな?

おばか!

ベシッ!

痛ったー! どうしてよ!

地球が侵略されたらテレビはずっとアニマル番組になりますよ!

絶対に倒す!

動く動機が情けなくて悲しい。

変身!

キュピーン!

魔法少女降臨!

ふふふ、貴様の力を見せてもらうぞ!

速効できめる!

ファイヤーナックル!

駄目です!

そんな攻撃、豚足シールド!

何っ!? 足で防がれた!

この鉄壁と言われたブータン、そう簡単にはやられんぞ!

ぴ、ピンチです!

くっ! ならこれは!

そんなやわな人参ではダメージを与えられんよ!

駄目だ!

ど、どうしよう!

つまらんなー。 そろそろ終わらせる!

必殺! 豚足プレス!

ドスン!

危な!

ちぃ、ちょこまかと!

なら次は! 必殺、吸引鼻!

ぶいいいん。

す、吸い込まれる!

近寄って来た所で思いっきり踏みつける!

も、もう無理ー!

その時、宇佐美のポケットに入っていたさっき買ったコショウが落ちる。

そして、

スポン。

ん? 鼻に何か?

あ! さっき買ったコショウ!

な、なんだ!? 鼻が急にムズムズ!

ヘックション!

ブエ―ックション! な、なんなんだ!

今だ! ブータンのお腹にパンチを!

ファイヤーナックル!

ドガン!

う、ぼあああああ!

バシュウ。

や、やった?

す、すごいです! あの幹部を倒しましたよ!

やったー! これでテレビが!

でもコショウもなくなったのでまず怒られるかと。

もう魔法少女なんてやめてやる!

幹部の一人、ブータンを倒し宇佐美は少しながらも力をつけていった。

一方。

ふむ、ブータンが敗れるか。

やはり成り立てといっても魔法少女、侮れないな。

ふん、どうせまぐれだ。

ならば次は貴様が行くか?

いいだろう。 魔法少女の首をキャッツ様の前に差し出してやる。

どうした? アイツやたらやる気になっていたみたいだが。

ブータンがやられたのだ。

ほう、それは面白いな。

仲間がやられたのだ、少しは悔しがれ。

かわいそうだなー。

貴様、今ここで八つ裂きにして!

どうやら盛り上がっているようだな。

キャッツ様!

どうやらケロルドが行ったみたいだな。

すみません、抑えることができませんでした。

やらせておけ。

し、しかし!

自分の身の程を知らしめるにはいい機会だ。

キャッツ様がそうおっしゃられるなら異論はありません。

お前たちは引き続き他の国の占拠にあたれ。

幹部達「はい!」

はやく戦ってみたいわね。     ・・・宇佐美。

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Posted at 2012/09/03 14:00 Viewed 26 times

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豚足って名産はどこだっけ?

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