“私の周りが変人すぎる!? 第11話”

――というブツがあったんだ 闇のエージェントを笑い死にさせる政府の策略かと思ったものさ ……クククク

マジで~? ちょーウケるんですけど(笑)

ナニ〇レ珍百景に応募できますよ~

わいわい…… がやがや……

…………

(すごく…… あのダンボールの中身が気になる)

(いままですごく馴染んでたけど よく考えたらあれダンボールよね? よく考えなくてもダンボールよね?)

(ダンボールが喋るわけないし(たぶん)……やっぱり中に誰か入ってる、のよね?)

(知りたい……)

(すごく知りたい……)

(中の人がどんな奴なのか!)

(かと言って 普通に見せてと言っても……)

ダンボールの中 見せて☆

……ダンボールの中の人などいない

え?

ダンボールの中の人など いっなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!

俺は闇のエージェント! これは神聖なるギリースーツ! これ本体! ノーダンボール!

(ってな風にわめいて見せてくれないはず……)

(どうすれば見られるかしら……?)

そのとき! 佐藤に電流が走る!

(ティンときたッ……! 圧倒的閃きッ……! 天啓ッ……!)

……ねえみんな

なんか暇だし、ゲームでもしない?

ん  珍しいですね佐藤ちゃんのほうから お誘いなんて

たまにはねー

それで なんのゲームをやるんですか?

野 球 拳

野球拳ッ……!?

な、なんと破廉恥なっ! そんな遊びは私が許しませんよっ!

まあまあ お堅いことは言わないで

いけません! わたしの目が黒いうちは 淫らな真似は断じて許しませんよっ

(淫らも何も…… 相手は猫と地蔵とダンボールと獣耳しかいないんだけど)

(説得するのメンドーだなあ……)

ねえねえ大先輩部長

ダメですよ佐藤ちゃん わたしはなんと言われようと 許しません

こんなものがあるんだけど

ななっ……!?

それは伝説の『俺と彼女が〇王と勇者で生〇会長』

これ……あげてもいいですよ?

私のやることに目をつぶってくれるだけでいいんです

~~~~~~っ

――――――――――っ

………………

お主もワルよのう……ですっ

(正直チョロすぎる……)

さあてみんなー 野球拳やるわよー

野球拳? なんでまたイキナリ

まさか小娘…… よからぬことを考えてはいるのではないだろうな?

(ギクッ

そ、そんなことないですよ……?

さあさあメンバーわけね はいそれじゃドッグさんと花子 私とカナヘビで決定ね

はあ? なんであんたが仕切ってるわけ? マジアリエンッティ~

花子…… 今日なんかすごいイケてない?

そぉ? 見る目あんじゃない♪ 仕切るのも特別に許してあげる♪

(ホントこいつらチョロすぎる……)

何の意図があるかは知らんが…… 俺に勝負を挑むとは……ククク…… 愚かな……

闇のエージェントたる俺は…… ジャンケンにおいて敗北をしらぬ……

(闇のエージェントとジャンケンに なんの関係あるのよ……)

ま、いいわ じゃあ始めるわよ~

アウト!?

ククク……セーフッ……!?

よよいの……

よい……だッ……!

←グー         パー→

(めっちゃ弱っ!)

(こいつジャンケンするとき)

(↑サ〇エさんのアレっぽいのを ダンボールの隙間から出すけど)

(ぶっちゃけ出そうとするのが 直前にちらっと見える……)

(まあいいわ…… とりあえず目的は達したし)

それじゃ野球拳のルールに乗っ取って……

そのダンボール 脱いでもらいましょうか

バカなっ……この俺が…… 運命を定める拳(ジャンケン)で苦渋を舐めるだと……っ!?

まあいい…… 勝負はこれからだ……少し待て…… この枷を外すッ……!

……(ゴクリ

よいこら……

しょういちっ!

……え?

さて……第二ラウンドといこうか……

待て待て待て! 脱いだ!? 脱いだのいま!?

オレはあと変身を2回残している…… この意味がわかるな?

(ダンボール二重……!? いえあと二回ということは……四重!?)

(どんだけ重ね着してるのよこいつ!)

(まあでも勝つのは100%私だし あと二回なら楽勝よ!)

~一時間後~

くくく……まさか101形態までにするとはな……オレをここまで追い詰めたこと……称賛をくれてやろう……だがここまでだ……!

オレはあと二回変身を残している…… この意味がわかるな……?

――変人部の2回は普通の回数に換算して100回以上である――

(どんだけダンボール着込んでんのよこいつはああああああああっ!)

佐藤ちゃん……

なんですか大先輩部長……?

わたしは8924形態までいきました……諦めたほうが賢明ですよ?

…………

ゲームでもやりましょうか

そうですね!

――こうして変人部の謎は増えるのであった――

――一方その頃――

アウト!?

セーフ!?

よよいの……

よい!

よしっ あたしのビクトリー!

……で? 我はつねに全裸なのだが なにを脱げばよい?

…………

つづく!

次回予告

そうか……体毛を引き抜けば良いのか これならあと1万回はいけそうだな

それチートっしょ あとどーでもいいけど あんたジャンケン弱いわよね

ぬぐぐ……次回予告に参るぞ!

負けた…我が…

おはようドッグ(棒読み)

花子……

どうかしたの?ドッグ(さらに棒読み)

花子……主って奴は……

ぁたしわぁバラの花嫁☆ ぁたしわぁこれで普通なんですぅ☆

待ってろ花子 今から本当の主を 本当の我を もう一度取り戻してみせる!!

次回、少女革命変人部 「たぶんサブタイのために」

絶対運命……黙示録

ご視聴ありがとうございました!

B
e
f
p
q
r
s
K
O
Keyboard Shortcuts
  • J Next page
  • K Previous page
  • [ First page
  • ] Last page
  • E Enable/disable bubble animation
  • 0 Manual page turning
  • 1 Slow page turning
  • 2 Normal page turning
  • 3 Fast page turning
  • P Start/stop auto page turning
  • ? Show keyboard shortcuts
Play Again
More Stories
Posted at 2012/11/22 21:19 Viewed 18 times

From Author

中の人なんていません!                前→http://www.kimip.net/edit/j1tiR          次→http://www.kimip.net/play/avtjy          第1話→http://www.kimip.net/play/m3xgp

Comments

Login to Write your comment