“幼馴染みとクリスマス”

おい、幼馴染よ

なんだ、ばかやろー

幼馴染というのは、そんなに甘いものじゃないんだ!!

おぉ、そうか。それで私に何を求めてるんだ?

いいか、クリスマスというのは大事な日なんだ!!

そうか?

そうだ。それなのにお前と来たら、クラスの奴らとクリスマス会だなんて!!!

私にも付き合いがあるんだよ。それに自分が誘われなかったからって、ひがむな

ひがんでなど居るものか!! 俺は、お前の、幼馴染としての甘さを指摘して……

あぁ、もう分かったよ

……。

ほれ

? これは?

本当は帰ってきてから渡そうと思ったんだけどな。お前にやる

開けても?

あぁ、好きにしろ

お、良いマフラーじゃないか! これ、高かっただろ?

まぁ、そこそこな。あと、ケーキも包んであるから、溶ける前に食えよ。ほら、これで納得したら、さっさと帰ってくれないか

うむ。今日はここまでにしといてやろう

ふぅ、あいつ。人に幼馴染として甘いって言うくせに、自分はどうなんだ?

手作り……どうせ気付かないくせに。マフラーもケーキも時間、かかったんだぞ……。いい加減、私の気持ちにも気づけ。ばか

うげ、このケーキ……激甘だな

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Posted at 2012/12/25 03:03 Viewed 29 times

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どこまでも激甘な幼馴染みなのでした。大晦日に少し続きます。

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