まさか・・・この俺が地に膝をつけることになろうとは・・・
俺とお前の決定的な差を教えてやろう
是非ともご教授願いたいものだ・・・
俺はお前には負けない、何故ならば
俺が進研ゼミ生だからだ。塾通いのけんた君
お・・・おさむ君、お前、ゼミ生だったのか・・・！？
どうした？膝が笑っているぞ？塾通いのけんた君
な・・・なんという学圧っ！この俺が怯むとは！
いやっ！しかしだ！！
進研ゼミは所詮、自分一人でやるものだ！！
そういつまでもモチベーションが続くものか！！いつかは埃が被るに決まっている！！
古い、古いよ、塾通いのけんた君
なん・・・だと・・・・？
これを見ても果たして同じことが言えるかな？
懐から何を・・・！？
こいつを食らえ！！
なんだこの教材は！？カラフルでイラスト付きで、更にどこが重要かしっかりと書いてある！！
くそっ！！こんなもの見せられたら勉強する手が止まらなくなる！！
１５分、３０分どころではない！！気づいたら２時間は勉強していたくなるぞ！！
ページをめくる手が止まらない！？
はい、おしまい
しまった、呑まれてしまった・・・
しかしいかに分かりやすかろうと限界がある！！分からないものは分からない！そういう壁がいつかはある！
もし、その悩みを解消する術があるとすれば？
なっ・・・あぁ・・・・
そうだ、お次はこれを食らえ
赤ペン先生だ
ぐはぁ！！
塾通いのけんた君、確かキミは有望なサッカー部員だったな
最初のころは独学でもテストはどうにでもなった
しかしある時、キミの言う「壁」にぶち当たった
どうにもならないのだ、一人では。そしてキミは「ニガテ」を作ってしまった
や、やめ・・・ろ・・・ぐはぁ・・
一つ作ってしまった「ニガテ」のせいで後の授業について行けなくなった。
キミも「このままではまずい」と思い、部活に行く時間を少しづつ削って勉強を始めた
時間は非情だ、常に進んでとまってなどくれない
一つの「ニガテ」を解消すら間々ならないのに、一つ二つと「ニガテ」は重なってしまった
そうしてるうちに気づけば塾通い、しかし塾にもペースというものがある
個々の悩みに応じていては時間が足らない、故に置いてけぼりをくらってしまう
やがては部活から姿を消し、糸口の見えない勉強にあるだけの時間を注いでいった
も・・・もう・・・
話を戻すが、この赤ペン先生、個々の「ニガテ」に真摯に対応してくれる
「ニガテ」だけじゃない、くだらない悩み相談事も意見も聞いてくれる
セイヤッ！！
ぐはぁ・・・
ダウン追い討ちも相手が息しているならオーバーキルにならない。これも赤ペン先生の教えだ
塾通いのけんた君、手向けの花としてこれをあげよう
小学生用だが、いかに勉強を面白くしようかと考える姿勢が垣間見えると思う
勉強、好きになるといいな
か・・・母さん・・・僕も・・・進研ゼミ・・・
ドサァ
ふっ、塾通いのけんた君を倒したぐらいでいい気になるなよ
何っ！？お前は・・・！！
Ｚ会のまなぶ君！？
くくっ、進研ゼミなど所詮お遊びということを、この俺が直々に教えてやろう
ははっ、なんていう学圧だ、面白くなってきたぜ・・・！！
さぁ始めようぜ！！まだまだ見せてない進研ゼミの魅力を存分に味わってもらうぜ！！
そのために自分専用、自分だけの進研ゼミのテキストで予習してきたんだからなぁ!!
かかってこい！！本気の勉強ってやつを教えてやるよ！！
うおおおおおおおおおお！！！！！
男たちの戦いは終わらない。そして塾通いのけんた君は進研ゼミを始めた
