ピポーン
ぃらっしゃぁせー
10分後...
ピポーン
ありあとざいあしたー。
あれは・・・楓?
楓が外を歩いているなんて・・・
・・・・明日は傘を持っていく必要があるのだ・・・。
別の日...
ピポーン
らっしゃっせーぃ
10分後...
ピポーン
あざっしたー
ん? また楓なのだ。
・・・外に出ろとは口うるさく言っているが、深夜では意味が無いのだ。
さらに別の日...
楓!
!?
あぁあ・・・
(・・・外で呼びかけられただけで腰を抜かしてるのだ。)
な、渚ちゃ~ん・・・
もぅ、驚かさないでよ~。
す、すまないのだ。そんなつもりではなかったのだ。
ところで楓。こんな時間にお出かけかなのだ?(ちょっと吹っかけてみるのだ)
え!? あああああああああああぁぁ・・・
ちょっ!? ちょっと落ち着くのだ楓!
ああうあうぅぅぅ・・・・
(い、いかんのだ・・・軽くパニックを起こしてるのだ)
と、とりあえずあそこのコンビニで何か奢ってあげるのだ! まずは落ち着くのだ!
うぅぅぅううぅぅ・・・・
(まったく、世話のかかる奴なのだ)
(むしろ、そこがいいのだが・・・)
(なっなんなのだこのコンビニ!?)
(外見からは想像もつかないほど広いのだ。)
・・・・・・。
(おっと、今はそれよりも楓なのだ)
楓はコーヒー牛乳でいいか?
あ・・・うん・・・。
ちょっと待っててなのだ、お会計済ましてくるのだ。
(は~、ビックリした~・・・)
(まさかこんな時間に渚ちゃんに会うなんて・・・)
(もっもしかして・・・!?)
(あたしがこのコンビニに深夜に通ってるのバレてる!?)
(どどど、どうしよう~)
(まさか雑誌コーナーの、しかも成人向け雑誌を立ち読みしてるだなんて、口が裂けても言えないし・・・)
(あぁ~、でも××天の今月号は好きな先生のが掲載されてるし、どうしても読みたいのに・・・)
(あ~でも、渚ちゃんの前で成人向け雑誌なんか読んでたら、間違いなく軽蔑されちゃうし・・・)
楓、お待たせなのだ。 楓の分のコーヒー牛乳なのだ。
あ、渚ちゃん・・・。 ありがとう・・・。
(ふむ、大分落ち着いたみたいなのだ。)
店内で飲食はマナー違反なのだ。近くの公園まで行こうなのだ。
あっう、うん・・・。
(××天、また今度にしよう・・・)
ピポーン
ありやしたー。
ちょっと落ち着かないけど、ここにするのだ。
う、うん・・・。
(楓・・・)
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
楓ちゃん・・・。
!? なんなのだ、渚?
ご、ごめんね・・・。 あたしなんかのせいで、いろいろ迷惑かけちゃって・・・。
渚・・・。
別にそんなことはないのだ。渚が気にする必要は・・・。
あのね、楓ちゃん・・・。
もう、いいんだよ・・・。
渚・・・。
夜も遅いし、あたしはもう大丈夫だから・・・(早くコンビニ戻って××天読みたいし)
なっ何を言い出すのだ!
こ、こんな時間に渚を1人にしておくわけに、いいいいかないのだ!
楓ちゃん・・・。
と、とにかく! それ飲んだら帰るのだ! ・・・せっ、せっかくだし、家まで送ってあげるのだ!
ええぇ!? べっ別にいいよそんな!(コンビニに寄り道できないじゃん!)
なっ!? そ、そんなに拒否することはないと思うのだ!
いやだってほら、その・・・ (どうやってごまかそうかな・・・)
・・・・・・。
・・・・・分かったのだ。
え!?
・・・・勝手にするといいのだ。 バイバイなのだ。
ええぇ、かっ楓ちゃ~ん!?
・・・・・・。
どどど、どうしよ・・・。 楓ちゃん、 本当に帰っちゃった・・・。
・・・・・・。
と、とりあえず××天読んでこよう。それから考えよう・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・渚の、バカ。
・・・・・もう知らないのだ・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・やっぱり放っておけないのだ。
私も、まだまだ甘いのだ・・・。
ピポーン
ありがとうございましたー。
いやー、やっぱり大先生だわー♪ 今日もエロエロ、ありがとうございましたー!
はーっ、これで明日も元気に楓ちゃんと・・・
・・・・・・。
そういえば、喧嘩しちゃったばっかりだった・・・。
あぅ~、 どうしたらいいんだろう・・・。
渚!
はいぃ!?
渚!
ああ! 楓ちゃん・・・。
な、渚・・・その・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
あ、あの・・・・。
えっえっと・・・。
「さっきは、ごめんね。」 「さっきはごめんなのだ。」
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・ふ・・・。
・・・・ぷふっ・・・。
「「あはははは!!!」」
さらに別の日...
ピポーン
いらっしゃっせー。
あ、あの・・・。
はい、何スか?
ばっ・・・
???
バイト・・・希望なん・・・ですけど・・・。
~終劇~