『得意なものは親子丼』

「こんばんは」

「いらっしゃい。実はね、今お母さんが来てるの」

「え? それまじ?」

「うん。あなたに会わせろって、泣いてせがんだのよ。それでね、親子丼にしようって」

「え……。今なんて言った?」

「親子丼のこと?」

「いや、その……」

夜彼女のマンションに行ったら、彼女のお母さんが来ていた。「親子丼にしよう」は「晩ご飯は母が得意の親子丼を作ってご馳走するって」という意味だったのだ。我ながら恐ろしいことを想像してしまった。

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公開日 2012/04/19 16:54 再生回数 23

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