『思い出2』

あ、桜。

綺麗だなぁ。

もうあの日から一年か。

私と正奈さんが初めて出会ったあの日。

眞流山といいます。

では次。

・・・。

はぁ~。

何暗い顔してんだよ、怜子。

兄貴…

最初なんだから友達ができないのを気にする必要はないと思うぞ。

・・・。

私、このクラスに馴染めるかな?

大丈夫だって! お前ならできるって。

そう?

学生A「夜真! 怒阿保が壁走りしたいって言って飛び出していったぞ!」

ちょっ! アイツ何考えてんだよ! 止めに行くぞ!

あっ。

・・・。

やっぱり無理だよ。

放課後。

はぁ~。

???「あの~」

はい?

これさっき落としましたよ。

あ! ジャンヌ! ※眞流山のポケットの黒猫キーホルダー

ど、どうも。

それじゃ。

あ、待って!

何?

あ、あのその。

ありがとうございます。

どういたしまして。

あ、あの!

まだ何か?

い、いやその、えっと。

わ、わた、私、じゃなくて、えっと。

・・・。

私、開藤 正奈っていいます。

え?

あなたのお名前は?

名前!?

え、あ、その。 眞流山です。

眞流山さんですね。

・・・。

今度お友達を呼んでどこかで遊びませんか?

・・・。

友達は、いません。

そうなんですか?

く、クラスにまだ馴染めなくて。

じゃあこの学校で私が眞流山さんの最初のお友達ですね!

え!?

正奈ー! 行くぞー!

レッツカラオケ!

ごめん! 私行かないと!

あの!

はい。

・・・。

せ、正奈さんと呼んでもいいですか?

いいですよ。

私、れい…

あ! ごめんなさい! お話はまた今度!

あ。

・・・。

ありがとう、正奈さん。

懐かしいなぁ。

あれ? 眞流山さん?

正奈さん! 待ってました! さあ教会へ行きましょう!

教会!? 学校じゃ…

私達に必要な施設は今は教会です!

じゃあ阻止する。

また私と正奈さんの恋路を邪魔する気ですね! 馬に蹴られて死にますよ!

その時は正奈の安全を確保するためにお前を道連れにする!

その妹ラブの思考はどうかと。

お前に言われたくないわ!

二人とも喧嘩するのはいいけど遅刻するよ。

い、急ごう!

この決着は学校で!

望むところ!

眞流山さん、行きましょうか。

ええ!

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公開日 2012/10/25 13:16 再生回数 16

作者からのコメント

(´;ω;`)ブワッ

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