あるある集(独断と偏見込み) その１「ネトゲにおける発言速度」
よし、準備完了っと。
「ただま、準備おｋ」 っと。
『おかり～』 『めがねんおかり～』 『じゃあ確認しよか』
『みなさん装備とか準備は 大丈夫でしょうか～？』 『おｋ』 『大丈夫ですよ～＾＾』
…………！ (こ、これは！○ルシャダイの あの台詞を言うしかない！)
えーと、 大丈夫だ、問題…… あっ、変換間違えた。えっと……
『大丈夫だ、問題ない』 『ｗｗｗｗｗｗｗｗ』 『ダメじゃねぇかｗｗｗｗｗ』 『あいつは話を聞かないからな』
…………取られた…………
この恨みは ボスモンスターを倒して ＭＶＰかっさらうことで 晴らしてやる！
※その後、別の人が取りました
その２ 「鍵の確認」
さて、今日もいい天気だ！ 出勤するには最適！
あ、そういえば家の鍵 閉めてきたっけ？
むうううううううう、 ハッキリしない！ 仕方ない、一度戻る！
なんだ閉めてあったのか。 ま、流石自分だと褒めてやりたい ところだ。 さて出勤、出勤！
あ、一度扉開けちゃったから もしかしたら開きっぱかも…………
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その３ 「読書の秋」
…………
ぺらぺらと、本をめくる音がする。 ここ、図書館のように静かな場所で なければ聞き取れない音だ。
お、みゆき！ 何の本読んでるのー？ けっこー分厚いねー
茶色の短めな髪の少女が、 本を読んでいる赤色の長髪を携えた 女性に話しかけた。
ああ、ゆかり？ ちょっと気になった本があってね。
みゆきと呼ばれた女性は ぱたん、と一旦本を閉じ、 それを机に置く。
で、ゆかりはどうしてここに来たの？ また昼寝しに来たんでしょ。
えへへ～、バレちゃった。 だってー、図書館ってエアコン 効いてて涼しいんだもん。
ゆかりは顔をふにゃり、と崩して へらへらと笑った。 みゆきは少々呆れたように笑い、 表情を崩す。
ま、それはいいけどきちんと 活字の多い本を読むのよ？ ただでさえ馬鹿な頭がさらに馬鹿になるわよ？
いいんだよーもうこれ以上 馬鹿にならないからね！ あ、ちょっと本取ってくるね！
けらけら笑った後、ゆかりは ぱたぱたと走りながら本の波間へと 入って行った。
……行ったわね。
彼女が行ったことを確かめると、 途端に警戒したように顔を強張らせる。まるでそれはナワバリを守る ライオンのようだ。
あの子にバレたら…… 困るからね。
静かに呟くと、閉じた本を開く。 顔を覆い隠せるサイズの本の 隙間にあったものはー―
こ れ で あ る (もしかして：同人誌)
木を隠すなら森…… 薄い本を隠すなら厚い本ってね。
ことわざが言葉の暴力になるレベルで怒っていいと世間は評価 するであろう。
その４ 「真・俺無双○妄想伝」 ※タイトルの○は妄想した回数+1
えー、つまり熱力学第一法則は こういう意味を持ち…… 我々の時間と……
つまんねーし、わかんねーし。 まったくセーシュンを無駄に 使ってる感じがするぜ。 寝るかなー
(……つーか、もしこの状況で―)
全員手を挙げろ！ この教室は我々が制圧した。 逆らう意志を持つ者は殺害する！
テロリスト：わりと嫌いな教師↑
なんだと！ふざけるな！
↑成績優秀・イケメンのリア充
手を挙げろと言ったはずだ！
ダダダダダ
うわああああああっ！
キャーーッ！ 眼鏡くーん！
↑ギャル系軽い女子
余計な事をするな！排除する！
ダダダダダ
きゃあああああああ
あ……あ……
↑容姿が自分好みの優しげな女子
貴様も手を挙げろ！ さもなければ射殺する！
やめろ！ うおおおおおおおおおおっ！
↑俺
ダダダダダ
なっ！！！？
その時俺はテロリストの銃弾を 全て防いだ。 そう、俺に眠っていた力が 目覚めたのだ！
こ、こんな力を持った奴が いるとは……
今度はこっちの番だぜ！ テメェが俺たちを殺そうとするなら まずはお前からぶち殺す！
ぐわあああああっ！ か、幹部に連絡せねばーっ！
大丈夫か！怪我は！？
あ、だ、大丈夫……
そりゃーよかった！ お前に怪我でもあったら 大変だもんな！ (ニコッ)
……あっ(カッコイイ)
ん？どうした？ 顔が赤いぞ？風邪でもひいたか？
な、何でもない！ 何でもないから！
本当かー？ちょっと見せろよ。
ピトッ
な、何してるの！
んー、熱は無さそうだな。 っと、どうした？
ふん！
バキィ！
いてーな！何殴ってんだよ！ 触っただけじゃねーか！
もう知らない！ でも……そんなあなたが 好きだけど……
ん？何か言ったか？
な、何でもないわよバカ！
まぁいいか。 さて、外いるテロリストも そろそろ援軍を呼んだと思うし……
いっちょこの学校を 救いにいってくるぜ！
で、妄想してたら ノートを取り忘れたと。
ごめんねだぜ。
おしり
