『一日4(眞流山編)』

ここは?

眞流山さん。

え!? どうしてこんなところにマイエンジェル正奈さんが!?

この世界はあなたと私しかいないの。

えっと? つまりそれは…

もう誰にも邪魔されないってことです。

おおー!

つまりとことん正奈さんを愛していいというわけですね!

つまりそういうことです。

なんということでしょう! これはきっとゆ…

・・・。

夢ではなく現実なんですね!

でわ正奈さん。 一緒にヘヴン状態になりましょう! 二人でこの世界のアダムとイヴに!

私、その、初めてだから…

優しくおねがいします。

!!

んも~~~! 可愛いですね! 大丈夫ですよ、私にまかせてください! さぁ一緒に幸せな家庭を築きましょう!

はい。

正奈さん! だ~いすきで…

ガタン! ベシッ!

痛!

うう~、何がどうなって…

あれ? ここは、私の部屋。 つまりさっきのはやはり夢?

せめて後一時間、いや二時間くらい目が覚めなくてもよかったのに。

そうすれば正奈さんにあんなことやこんなことができたのに。

じゅるり♡

まあでも、起きちまったもんはしょうがないですね。

そういえば朝の日課がまだだった。

ゴソ、ゴソ。

よいしょっと。

ドン。

…。

いつ見ても可愛いですね♪ 等身大正奈さん♪(自作)

…。

もう。 そんなポーズでそんなに見つめられると興奮するじゃないですか。

…。

・・・。

はぁ~、やっぱり人形だと温かみがないですね。

よいしょっと。

ゴソ、ゴソ。

ふう~、とりあえず片づけたのはいいけど…

今から宿題するのもなぁ。

うわ、今日いい天気だなぁ。 いくらなんでも天気KYすぎでしょこれ。

ここで言ってても何も始まりませんね、しょうがない。

あり? いつもなら駄目兄貴がテレビを見てるはずなのに?

そういえば今日怒阿保さんの補習に付き合うって言ってたっけ。

今さら一人分の食事をつくるのも面倒ですねぇ。

ビューティフル正にゃん(さっきの人形の名前)と一緒に食べるのもさすがに…

たまには外食するか…

新しいお店で昼食を済ませる。

ありがとうございました~。

新しいお店と聞いていたのはいいけど、味が美味しくないのは欠点ですねぇ。

せめて未来の花嫁の正奈さんが居てくれたら…

ん? あの後ろ姿は… 落葉香さん?

やや! その前方には愛しのマイハ二―にして未来の花嫁にして運命の恋人の正奈さん!

今日はついてる!

ダッシュして落葉香に駆け寄り、

落葉香「正ちゃ~ん」 眞流山「正奈さ~ん」

ん?

ああ、眞流山さんに落葉香、おはよう。

おはようございます♪

(なんて可愛い顔なんでしょう! どうしてこのような天使を神は降臨させたのでしょうか)

(神様! グッジョブ!)

そう。 で、二人とも何か用?

姿を見かけたので挨拶をしようかと思いまして。

わ、私も。 いっしょにどこか行こうよって誘おうと。

あ、ごめん。 これから図書館に行って本返さないといけないから…

なら私は暇なのでお供してもよろしいですか?

いいですよ。 落葉香も来る?

(私達のラブラブ時間を邪魔したらどうなるか解ってますよね)  ↑笑顔で睨みつけている

え? ああ、いや予定があるなら私はもう行くよ。誘いたかっただけだから。

そうですか。 でわ正奈さん、行きましょう♪

え? あ、はい。

ところでどんな本を借りたのですか?

私の好きな作家さんの作品で…

あ、でも知ってるかどうかは…

私も本は読む方なのできっとわかると思います。

(きっと正奈さんだからいろんな文学、ミステリー小説などなんでしよう。 私も一通り読み…)

じゃあ…、バカ○スという本なんですけど。

・・・。

(わかります。 私も読みました。 ですが正奈さんが読むとは以外…なんて口が裂けても言えませんねぇ)

それと○語などもおもしろいですよね。 文章が多いのに不思議とすらすら読めちゃうところとか…

(不思議なのはこういう本が置いてある図書館のほうでは?)

(とりあえず話題を変えないとついていけてないことがわかったら嫌われてしまう)

も、もうすぐ図書館ですよ。 暑いので早く入りましょう。

今日はそこまで暑くないと思いますがわかりました。

いつ来てもここは落ち着かないですね。

私は結構落ち着きますが…

やあ、今日も本を借りに来たのかい?

(うわ、出たよ。 ここの館長やたら毛むくじゃらで苦手なんですよねぇ)

(まるで熊みたい)

しかも私の正奈さんとあんなに親しく…

その時、扉が大きく開く。

正奈! 大丈夫か!

お、お姉ちゃん!? どうしたの?

お前が眞流山といっしょだと聞いて飛んできたんだよ!

うわ、さらに余計な人が来た。

お前、正奈に変なことしてないよな?してたら痛い目に会うことになるが。

どんなことが変なことになるのか私わかりません。 教えてくれませんか?

そ、それはだな… ここではちょっと。

つまりここでは言えないことをあなたは考えていたと。

ち、違う! お前がそういうことをしそうだと思って…

じゃあ言えますよね♪ 言ってくださいな♪

ぐ、えっと、あの。

どうしたんですか? さあ早く言ってくださいよ。

お、お前! 今日という今日は許さ…

君たちちょっとうるさいから来てもらえるかな? 来なかったら…

解「!?」 眞流山「!?」

返事は!!

二人「「はい」」

そして二人は館長に小2時間ほど怒られたと言う。

どうしてこうなった。

私に聞かれても、つっかかってきたのはそっちでしょ。

お前が危険人物でなければ私だって大声出さなかったさ!

私がいつそんなことしました?

じゃあ聞くが、なぜ成長記録というノ―トを持っている?

それは私の…

しかもそのノートに何故か正奈の名前が書いてあったのはどうしてだ?

(な、なぜバレてる!? もうこうなったら!)

いつか嫁になる相手のことを調べるのは結婚相手として当然のことじゃないですか。

開き直るな! しかも嫁言うな! そういうところがあるからお前を正奈に…

図書館ではお静かに! 復唱!

二人「「図書館ではお静かに」」

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公開日 2012/07/07 14:55 再生回数 16

作者からのコメント

眞流山編です。 またページ数が多くなってしまいました。 すみません。(ToT)/~~~ァー。 これで一応主要メンバーの一日は終わりになりますが、怒阿保と眞流山兄の話は作るとなったら番外編となるでしょう。 これまで読んでくださった方々とイイネをつけてくださった方々にお礼の一言。 ありがとうございます(^O^)/♪

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