『第3話 ごはん、おっきぃ』

ブロロロロ・・・・

どっこいせーっと。 やれやれ、やっとついたー。

帰ったぞ火雅深(かがみ)ー!

タタタタタ!

おみやげ! ういろう!

はっはっはー! 火雅深にはういろうはまだ早いって言って・・・・

・・・・・・。

おみやげ! おみやげ!

・・・・・・。

お前・・・・火雅深か?

うん! あたし、かがみ!

おじじ、かがみのこと、わすれた?

いや、俺の知ってる火雅深はもっとちんちくりんで・・・・その・・・・

かがみ、ちんちくりん、ちがうもん!

いや、今のお前はそうなんだけどな。

???

まあいいや! 火雅深! とりあえず荷台にある荷物を家ん中まで運んでくれ!

あいあいさー!

タタタタ!

しっかし、急にでかくなりやがったな。ちょっとばかし言葉も話せるようになってやがる。

あいつのことだ、きっと変なもの食ったに違いない。

それにしても・・・・

いかんいかん! 何邪なことを考えとるんだ俺は!

血の繋がらない間柄とはいえ、今日まで実の娘のように可愛がってきたと言うのに、なんという男だ!

・・・・あいつ、ちっぱい

いかんいかんいかーん!

ウッ!

・・・・・・。

・・・・ふう。

さて、とりあえずは害はなさそうだが、一応明日にでもあいつに見てもらうか。

・・・・何事もなきゃいいんだけどなー。

おじじ! にもつ、はこんだ!

おおそうか! えらい早かったな! ご苦労さん!

えっへん!

それじゃあ、ご褒美のポテチだぞー♪

ぽてちー!

ガッ

バリバリ!

パリパリパリ!

うまい!

おいおい、今そんなに食うと、夕飯食えなくなるぞー!

そうだ!

これ、かえす。

いや、食いかけ渡されても困るんだが・・・・。

ゆうはんのあとで、またたべる!

そうだな! じゃあそれまで俺が預かっといてやろう!

うん!

おーし、それじゃさっそく夕飯の支度に取り掛かるぞ!

わかった!

って! トラックごと家に入れるやつがあるかぁぁああ!!!!

~終劇~

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公開日 2012/10/16 22:08 再生回数 13

作者からのコメント

でっかくなっちゃった! シリーズ化に伴い、タイトルに話数を振ってみました。

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