ブロロロロ・・・・
どっこいせーっと。 やれやれ、やっとついたー。
帰ったぞ火雅深(かがみ)ー!
タタタタタ!
おみやげ! ういろう!
はっはっはー! 火雅深にはういろうはまだ早いって言って・・・・
・・・・・・。
おみやげ! おみやげ!
・・・・・・。
?
お前・・・・火雅深か?
うん! あたし、かがみ!
おじじ、かがみのこと、わすれた?
いや、俺の知ってる火雅深はもっとちんちくりんで・・・・その・・・・
かがみ、ちんちくりん、ちがうもん!
いや、今のお前はそうなんだけどな。
???
まあいいや! 火雅深! とりあえず荷台にある荷物を家ん中まで運んでくれ!
あいあいさー!
タタタタ!
しっかし、急にでかくなりやがったな。ちょっとばかし言葉も話せるようになってやがる。
あいつのことだ、きっと変なもの食ったに違いない。
それにしても・・・・
いかんいかん! 何邪なことを考えとるんだ俺は!
血の繋がらない間柄とはいえ、今日まで実の娘のように可愛がってきたと言うのに、なんという男だ!
・・・・あいつ、ちっぱい
いかんいかんいかーん!
ウッ!
・・・・・・。
・・・・ふう。
さて、とりあえずは害はなさそうだが、一応明日にでもあいつに見てもらうか。
・・・・何事もなきゃいいんだけどなー。
おじじ! にもつ、はこんだ!
おおそうか! えらい早かったな! ご苦労さん!
えっへん!
それじゃあ、ご褒美のポテチだぞー♪
ぽてちー!
ガッ
バリバリ!
パリパリパリ!
うまい!
おいおい、今そんなに食うと、夕飯食えなくなるぞー!
そうだ!
これ、かえす。
いや、食いかけ渡されても困るんだが・・・・。
ゆうはんのあとで、またたべる!
そうだな! じゃあそれまで俺が預かっといてやろう!
うん!
おーし、それじゃさっそく夕飯の支度に取り掛かるぞ!
わかった!
って! トラックごと家に入れるやつがあるかぁぁああ!!!!
~終劇~