“それは純粋なる感情02”

……夜か……ちょっと寝るつもりだったが予想より長く寝ていたみたいだ。

お、目が覚めたかい?

どわあああああぁぁぁぁ!!!?

ど、どうしたんだい?

お、お前!何でここに居るんだ!? 帰れと言っただろう!!

そんな事言われて帰る私じゃありませんよーだ。 本当は嬉しいくせに無理しちゃって……。

ほらほら~嬉しいだろ~? こんな美少女に添い寝してもらってるんだから。

ばっか!何を血迷っている!! 離せ!!今すぐ離すんだ!!

だが断る。

だあああああぁぁ!! しがみつくんじゃねええええぇぇぇ!!!

(お?言葉遣いが昔の頃に戻ってるな……)

……お前は何を考えてるんだ!! お前はもうちょっと危機感というものをだな……。

なーに固い事言ってるんだよ! 君と私の仲じゃないか!! 一緒にお風呂にも入った事もあるんだし今更こんな事で恥ずかしがる事ないだろう?

さりげなく暴露するな!!

まあまあ落ち着いて。 お腹が空いている時にイライラするのは体に良くないぞ?

お前がイライラの元凶だ……。

いやそれマジで傷つくからね?

傷付きたくなければ帰れ……。 というか本当に一人にしてくれ、頼む100円あげるから。

何言ってるんだい、私が帰ったら君が食べる物が無いぞ。 というかそんなお金は断固拒否するよ。

な……お前、夕食まで居るつもりか?

元々そのつもりだったけどね。 さっきも言っただろう?「ずっと君の側に居る」って。

ゆーめーであるーようにー。

現実逃避するな!!

マジで言ってるのか……だからそんな権利俺には無いんだってば。 お前を何で縛り付けなきゃいけないんだ。

いや君の命令とかじゃなくて私自身の意思だからね、というかこのまま放って置いたら自殺しそうだし。

絶対にそんな考えを持たないと言うのであれば考えを変えるけど?

お帰りください。

無理って事ね……。 それじゃあ君を一人にする事なんて尚更出来ないよ。

俺の事は忘れてくれ、お前の幼馴染なんて居なかった……それでいい。

……マジでぶん殴っていい? いくらネガティブだとしても言ってはいけない事だってあるんだよ?

殴れ、気が済むまで。 というかいっそ殺してくれ……。

あーもう!君は何でそんなに自殺願望が強いんだ!! 私の目が黒い内はそんな事はさせないよ!!

お前の目は黒じゃなくて青だろう。

何でどうでもいい時は突っ込みを入れるんだろうなぁ……。

はぁ……今ので怒る気も失せたよ……。 取り敢えず、ご飯作ってくるから待ってて……いや違うな。

ご飯作るからリビングに行くよ!!

な!?俺までリビングに連れていくつもりか!? 行かん!絶対に行かないぞ!!

問答無用!! さあ行くよ!!

止めろ!腕を掴むんじゃない!! あ……ああああぁぁぁぁ……。

(……うーん、予想以上にネガティブ思考だね)

(これは一筋縄では行かないなぁ……目を離したらすぐに……)

(……いや、私までこんな事を考えるのはよそう)

(一刻も早くこいつを元に戻して一緒に学校に行って……)

(……フ……フフフ……)

(……おっと!つい含み笑いが……取り敢えずご飯を作るとしよう)

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Posted at 2013/03/16 23:11 Viewed 5 times

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PCが二代目になりました(´・ω・`)出没すると思うので再びよろしくお願いします。

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