“Starsign・Downfall 1話「落ちた星座」”

・・・ろ。 ・・・起・・・。 ・・・・・起ろ!

ん・・・ごめ・・・後5分・・・

ったく!何時まで寝てる訳? さっさと起きろ!

ゲシッ!

痛ッ・・・!

宮子「ああ、やっと起きた。 おはよう。」

昴「おはよう・・・。 ていうかさ、宮子。」

宮子「ん?何?」

昴「幼馴染ってさぁ…もっと…こう…優しく起こしてくれるもんじゃないの…? たとえばさぁ・・・」

宮子「私は別にその話聞いてあげてもいいんだけど・・・。 もうすぐはじまるんじゃない? 仮面ライダーウィザード。」

昴「!!そうだった! てか時間は!?よし間に合う! 急がなきゃ・・・!」

宮子「ていうかそのテレビ…。 あっ、そうか。ゲーム用って言ってたっけ。」

宮子「慌て過ぎて階段から落ちないでよ?」

宮子「まぁ・・・元気があるのはいいことかな。 私も下行くか・・・。」

30分後

昴「ああ…今日も終わってしまった…。 切ないなぁ・・・。」

宮子「感傷に浸ってる場合じゃないでしょ? 見終わったんなら早く準備してして。」

昴「準備?何の?」

宮子「ほう…。 君は幼馴染との忘れるような薄情な男だったのかい? ならば少々手荒いが無理やり思い出させるしかないようだな…。」

昴「嘘です。ごめんなさい! 出掛けるんでしょ?ちょっと待ってて。」

宮子「40秒で仕度しな!」

昴「どこの空賊だよ…。」

40秒後

宮子「やれば出来るじゃない。」

昴「やらせたのは誰さ…?」

宮子「何か言ったかい?少年。」

昴「いや…何も…。」

昴「ていうか珍しいな。 宮子が俺を外出に誘うなんて。 何かあったのか?」

宮子「ん? ああ、いやそんなに大した事じゃないよ。 ただなんとなく…ってやつかな。」

昴「へぇ…まぁ、いいや。 で、目的地は何処ですかなお嬢さん?」

宮子「天文台よ。」

昴「天文台? 宮子って本当に星とか好きだよな。」

宮子「まあね。 いつもは一人で行ってたりするんだけど偶には誰かと一緒に行こうかな~って。」

昴「そういうことか…。 まぁ俺もどうせ暇人だしな。 いいよ付き合おうじゃない。」

宮子「フッ…言うようになったな、少年。」

昴「さっきから偶に出るそのキャラは一体何なのさ・・・。 訳がわからないよ。」

宮子「アハハハハッ。 まぁまぁ、気にしない気にしない。」

昴「はぁ・・・。 まぁいいや。」

昴「でもさ、星座見るにはまだ早くないか? 昼にすらなってないぞ?」

宮子「そうね…。まぁ適当にふら付きましょ。 時間なんて結構あっという間に過ぎちゃうもんよ?」

昴「まぁ…いいけどね。 よし、じゃあふらつきましょうか。」

その後・・・

宮子「疲れを感じない・・・。」

昴「目茶苦茶疲れた・・・。」

宮子「大分いい頃合いね。 天文台に行きましょ。」

昴「お・・・おう・・・(相変わらずタフだな・・・)」

天文台

宮子「ん~。 やっぱ宇宙はいいわぁ~。」

昴「まぁ…人間にとってはまだ未知の世界だからな。」

宮子「何億年前の光が今も変わらず降り注いでるって、なんか素敵じゃない?」

昴「ね。 そう考えると俺達って小さいよな~。」

宮子「ね~。 ・・・・・・・ん?」

昴「?どうかした?」

宮子「星座が…消えてる…。」

昴「は? 見え方の問題じゃなくて?」

宮子「ち・・・違うよ!そうじゃくて、本当に消えてるの!」

昴「星座が消える…? まさか、錯覚だよ。」

宮子「そ…そうなのかなぁ…?」

昴「そうそう。 気のせい気のせい。」

宮子「う…うん。そうだよね。」

宮子「でも…なんで見えなくなっちゃったんだろう…蜥蜴座。」

昴「多分見失ったかなんかだろ。 星座って結構見つけ難いし。」

宮子「・・・・・・そうだよね。ごめん。何か変な事言って。」

昴「そういう事もあるでしょ。 星座博士だって不調な時位ある。」

宮子「星座博士か…。 その称号…嫌いじゃないわ。」

昴「あぁ…そう…。」

宮子「さて、私も満足したし。そろそろ帰りましょうか?」

昴「そうだな。明日からまた学校だし。」

宮子「うん、それじゃ帰ろっか。」

宮子「それじゃ、お疲れ様。 今日はなかなか楽しかったよ。」

昴「それは何よりだな。 じゃ、また明日学校で。」

宮子「うん、おやすみなさい。」

昴「おやすみ。」

昴「さてと、ネットでもやるかな…。」

同時刻天の川中央公園

不良A「だけどよ~お前帰らなくていいの?」

不良B「いいんだよ。どうせ俺は地獄の住人だ。帰る場所なんてもう無いんだよ…!」

不良A「くせぇ台詞言うなや」

不良B「悪い悪い。 ん?なんか踏んだ? うわっ!トカゲじゃん!最悪だわ…!」

不良A「気持ち悪ッ…! 何してんだよお前…。」

不良B「しょうがねぇじゃん!暗くて見えねんだからよ!」

不良B「大体こいつもそんな所にいるんじゃねぇよ! おらっ!おらっ!!」

(グルルルルルルルルル……)

不良A「あ?なんだ?この音?」

不良B「知らね。バイクの音かなんかじゃ…ッ!!??」

ドサッ

不良A「え…?おい、どうしたんだy……うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!???」

グルルルルルルルルル…

不良B「ば…化けm…」

うわああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!

Lacerta…蜥蜴座ね…。

???「犠牲者が出る前になんとかしたかったけど…無理だったわね…。」

???「ごめんなさい…。 助けてあげられなくて…。」

???「貴方達の仇は必ず私がとってみせる…!」

???「そして必ず狩ってみせるわ。 空から落ちた星座を…!!」

昴「さてと…そろそろ寝るか…。 行きたくないな~…学校。」

昴「あ~…もう駄目だ…。 鬱だ。寝よう。」

続くと思う。

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Posted at 2012/10/14 23:52 Viewed 45 times

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初SSです。厨二病全開で誤字もあるかも知れないしストーリーもグダグダ(それ以上に酷いかも…)だけどそれら全てを許せる人だけ見てください。警告しましたからね!?2話出来ました→http://www.kimip.net/play/LIkLU 3話→http://www.kimip.net/play/OXANO

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