樫の木モックを想い出すとき、ボクはなぜか暗い気持ちになる。
モックが人間になれたかどうかなんて関係なくて、いや〜な気分になる。
『モックが笑えばみんなも笑う』というけれど、ボクは笑えない。
あの悲壮感あふれる哀れなおじいさんへ日々繰り返されるモックの裏切り行為の数々…
それでもモックを諭し、愛し続けるやさしいおじいさん。
モックは一度は反省したかに見えて、また来週には性懲りもなく悪事に手を染める。
・・・・・・
じじいもよ
あんな分からず屋の小汚ねぇ操り人形なんざとっととへし折って炉にでもくべちまえばいいものをよ
イライラすんだよ。
モックもよ、獣にたぶらかされるとはどんだけバカなんだよ。
しかも毎週毎週、ニワトリじゃあるまいしバカが移るよ子供によ。
・・・・・・
・・・言い過ぎました。
モックン?
ムック??
やだもう
ぷぅ〜
おめぇもくべられてぇか?ア?