そうだな…今日は野球をしよう。
なんでまた急に?
いや、実はだなぁ…
~回想~
男『よっしゃ~打ってやるわ!!』
へっ。演劇部(仮)が俺様のダイリーガーボール55号を打てるわけないだろwww
ズバーンッ!! ストライッ!! アウトッ、ゲームセッ!!
よっしゃ。これでそっちのチームはこっちのチームに昼飯おごりな~。
悔しくも、一球もバットに当たらず俺は3打席0安打、3三振と恥ずかしい目にあってしまったのであった。
あぁ…それで男子達が以上に盛り上がってたのね。
確か女子はソフトボールを向こう側でしてたのだったな。 お前、なんか投手やってなかった?
・・・こうみえても、小中と4番のエースでした(ドヤッ
そう。それを見越してお前に指導してもらおうと思って今日の我らが演劇部(仮)は野球をします。
僕は、運動は苦手だから木陰で休んでるよ。
何を言っている、友よ。俺たちはまた明日、振替に入っている体育であいつらとまた戦うのだ。 一緒に特訓だぞ!!
全く・・・。負けず嫌いだよなぁ。
俺たちは、昼食をあいつらから奪うことを強いられているんだ!!(集中戦)
ま、お兄ちゃんはやればできるからね。私も指導してあげなくはないんだよ?
いや、キャッチボールすらまともにできないお前には期待しとらん。
うぅぅ…。ちゃんと前に投げれるようにはなったもん。
(酷い時は前に投げるフォームなのに後ろに投げてるからなぁ。)
じゃあ、基本からおさらいね。
~少年特訓中~ 友『因みに、打撃のコツは腕に力を入れて振るのではなく腰と足をひねって腕を自然に振り切るだけで簡単に外野越えできるぞ。これマメな』
そこでこう、腰を捻って。
ふむふむ…こうね。(グイン
まぁ今日はこれくらいが限界ね。 いいわ、実際に打ってみましょう。
ウィーン!! ガッショーン!!
おい…おい?
どうしたの?
なんでマウンドにお前じゃなくて熊っぽいのが立ってる?
あれここの野球部の『野球熊五郎~打撃者撃沈~』っていうバッティングマシーンらしいよ。
俺の親父の会社で設計したものだ。プロでも使われていて時速は110から165まで出せるぞ。更に変化球も多彩で(ry
友の語りは面倒だから男、早くやるよ。
・・・なんだか嫌な予感しかしないなぁ。
ガッシャコ ビコーン!! 『ピッチャー フリカブッテ ナゲタ!!』 ビシュッ!!←130kmストレート
ズッパーン!!
・・・・・・。(見送り)
いや、振れよ。
・・・ダイリーガーボールだってあそこまで早くなかったんじゃね?
いや、それでも振ろうぜ。
だろうとは思った。先が長いわね。 いいわ、110kmからにしましょ。
かれこれ数時間・・・。
ガッシャコ ビコーン!! 『ピッチャー フリカブッテ ナゲタ!!』 ビシュッ←120km
うおぉぉぉおお!! カキィン!!
おお!! 外野越えか。
ふっ・・・お前の球は見切った(ドヤ顔
やればできるじゃない。変化球も遅い球なら対応できてるし。
これで明日の昼食はもらったな。
んじゃ、あたしもそれにあやかろうっと。
いや、ダメでしょ。
けちんぼ・・・。
そして翌日…。
よぉ。今日も昼飯はいただくぜ!!
ふん。この日のためにあの『野球熊五郎~打撃者撃沈~』で特訓してきたんだ。やられるかよ。
おいおい、あの『野球熊五郎~打撃者撃沈~』だって!!?? 冗談もほどほどにしておけよ。
へっ。それなら特訓の成果見せてやんよ!!
プレイボール!!
ほんじゃま、行きますよっと!! (ピッチャー構え)
(バッター構え) よっしゃ来い!!
俺の、ダイリーガーボール壱号を喰らいやがれ!!
(ん? 壱号ってなんか別な魔球で聞いたことあるがあれって・・・)
ビシュッ!!←120kmストレート
へっ、こんなの打ってーーおわっ!? バキッ
わわっ、思いっきり顔面に入ったし!!??
(鼻血ブー) へ、へへっ・・・やるじゃねえか。さすが、ダイリーガーボール。伊達じゃねえぜ。
審判(体育の先生)『男、今すぐ代打を出して保健室へ行って来い』
うっす。んじゃ、代打…女友。
えっ!!??
しょうがないわね。男子8人になってるし代わりに入るわ。
審判(体育の先生)『だな。女友、怪我だけするなよ?』 プレイボール!!
その後、保健室に行って鼻血を止めた後帰ってきたら圧倒的な差で俺たちのチームが勝っていた。
いや~特訓の成果は結果オーライだったね。
俺の代わりに女友を初めから出してればよかったってことじゃないか?
まぁ、結果的にそうなるね。
本当、貧乏くじだったわぁ。
因みに女友はいまだにクラスメイトAに飯をたかっていた。
ちょ、マジで勘弁してくれよぉ。
だめ。男から授業料取ってない分食べる。
被害総額を 考えるなんて とんでもない
~終われ~