・・・風が気持ちいいな。
・・・そういやさ、青春って言葉あるじゃん?
分解すれば、「青い春」って読めるんだけど、
んじゃぁ、「青い春」って一体なにを指してんだよ、って話じゃん。
ここからは、俺の持論なんだけどさ。
例えば、俺くらいの年の男子ってーのは、寝ても覚めても女体が恋しいわけじゃん?
そしたら、本とかDVDよりも、まずパソコンを立ち上げるよね。
世界にはありとあらゆるエロ画像が溢れている・・・・・・、俺たち男子はそんな夢のような桃源郷に、
果敢にも一身でダイブしていくわけなんだな。
例え、そのエロ画像を欲するために、辛い痛みが伴うとしても・・・・・・。
つまり、「青い春」っていうのは、ブルースクリーン(青画面)の脅威に怯えながらも、
まだ見ぬ至極のエロ画像(春画)を追い求める男子たちの直向きで熱きパトスを纏う姿勢、時間、虚構・・・・・・、
それにまつわる一切のものを凝縮し、一言で表した素晴らしい言葉だと、 俺は思うんだ。
時間っていうのは、ほんと残酷だよな・・・。
学校に行って、また元気な姿の君に会いたい・・・明日が待ちきれない・・・、 そう願う裏側では、
今日の君をこのまま手放したくない・・・、そんなジレンマに駆られる俺がいる・・・。
これも、青春ってやつなのかな・・・?
また明日、学校でな・・・。
・・・・・・。
・・・・・・あの人、誰だったんだろう?