“真夏のワンデイズ【2】”

前回のあらすじだよ!

・・・まぁ、前回を見てくれればそのほうが手っ取り早いかな・・・。ってことで本編行くよ!

ガラッ!!

さぁ、授業をはじめるぞ諸君!

なんと教室に入ってきたのはクマ。・・・うん。歴としたクマだったのだ!

くっ、くまが喋ってる・・・!?

これにはさすがの文美ちゃんも驚きを隠せないようで、ガタンと席を立ち、目をパチパチさせている。

わぁたしはくまではなぁぁあぁい!!!

ひっ!

私の名はぁ、クマット・クマラットだ!様をつけて呼べぇ!

(結局クマだろ・・・。)

(結局クマじゃないの!)

(結局クマじゃないか・・・)

みんなして、思ったことは同じらしい。

クマットと名乗ったそのクマは、ため息をつく僕たちの顔を見回すと、ダンッと教卓を叩いた。

生徒諸君!今日ここに集まってもらったのはほかでもない・・・。

君たちには、・・・。

補習授業を受けてもらう!!!

補習授業だってっ!!?

クマ、ット様!!僕たち別に赤点とかとったことありませんよ!!?

そうだよ!補習授業受けるって・・・

赤点とかは関係ない。

じゃぁなんのために・・・。

君たちにはある素質がある・・・。

それを育ててもらうためだァ!!

素質・・・とは・・・?

一伽お嬢様が恐る恐るといった様子で問う。それにクマットは無言で返した。

話す気はないってことね。やんなっちゃう!

じゃぁさ、ここで何やるかぐらい教えてくれてもいーじゃん?

至極軽いノリで和希くんが別の質問を出した。

これにもクマットは無言か・・・、と思ったが、クマットはもう一度教卓をバンッと叩いて注目を集めた。

舞台はここではない。

生徒諸君らには、今からある世界に行ってもらう・・・。

ある、世界?

そこで何をやるかは諸君ら次第。帰って来れるかも諸君ら次第だ。

そんな無責任な!

だが、諸君らの素質を育てるのにはもってこいの場所だ。

・・・つまり、僕たちがその世界で素質を育て切れたら帰れる、だからお前らを放り出す。ってことですね。

まぁ、そんな感じだな。

本当に無責任だな、おい・・・。

補習授業?ある素質?別世界?なんだそりゃ。

いたって平凡な僕たちになんでこんなことが関係するのだろう・・・。

ま、何はともあれ実際に行ってみるのが一番手っ取り早いな!!

え!?

ほら、さっさと・・・・

行ってこォォォい!!

バァンッ!!!

今まで以上に大きな音で、クマットが教卓を叩いた。

それと同時に、僕は目の前が真っ白に染まった・・・。

続く?

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Posted at 2012/10/08 01:19 Viewed 11 times

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第二弾です~。グダグダ展開がまだまだ続きます←

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