“輪廻と転生 3話 後半”

一気にとんで翌日

ガラガラ

たーのもー

おっ きたわね期待の新人!!

きたきた…

ふふん じゃあ 我が部「考古学部」の概要について説明するわね

ぱちぱちぱち…

えー こほん まずはウチの主な活動について

我が考古学部は 地域の歴史的価値ある物から、それらを感じさせる地理、地形まで

物や文献に留まらず 様々なもの はたまたそれに準ずる科学まで

考古学によって解明できる様々なジャンルに手を出し 我々の手でその存在の立証を確立する!!

それが考古学部の活動なのさ!!

おおぉーー

ま こんなところかな 簡単に言うと地域の調査なんかが あたしたちの活動内容だね

なるほどー 地域っていうのは この町全体??

場合によっちゃあ この県内から出ることだってあるわよ

すごい ぐろーばる…

まだまだ これから調査範囲を広げるつもりよ

いずれは日本全土を…

それだけにとどまらないわ!!

世界を…!!

そうよ!! あたしは世界だって手に入れるのよ

何言ってるのよあんたは!!

デシっ

あたっ

全く…

おお かえで…

ていうか なんでアリスが部室に??

実は…

説明中…

説明中…

説明中

なるほど 大体事情はわかったわ

このアホがそんなことやらかしてたなんてねぇ

ひぃぃぃ

で アリスを引き入れた感想は? ん?

えーっと ちょっと頭弱そうだったし… ちょろいかなぁ…なんて…

私の友達捕まえて ちょろいねぇ…

ひぃぃぃぃぃ!!!

かえで… ぶつのは良くない…

ぶちょーも私を 引き入れたかっただけだから…

それに 軽い返事をした私も悪い…

あんたはもう少し 慎重になりなさい

そうだよー アリスちゃん!! 疑うことを知らなきゃ!!

あんたにそれを言う権限はないわよ

ご… ごめんなしゃい…

まぁ アリスもああいうし 許すのは今回だけよ

おおー かえでちゃん 心が広いねぇーー!!

はぁ…

よっしゃ 部員全員そろったことだし 会議をはじめましょー

かえでも部員…?

もちろん 我が部のホープよ!!

おぉ かえでは我が部の希望か…

もう… さっさと活動報告するわよ…

会議開始☆

う~ん 私はこんなところかなぁ

近隣の地形の変化… 河川と環境の変化による生態系の変化…

確かに不思議…

環境変化は人の移り変わりにもよるものだろうけど 地形変化はねぇ…

地震も起こってないし… プレートや移動層の原因にしても…

だーーーーーー ちがうでしょうが!!!

…?

…? じゃないわよ!!!

そんな環境団体がやってそうなことじゃなくて!! もっとエイジを感じるようなものを話題にだしなさいよーーー!!

ていっても 地形や環境に関することは考古学を扱う上で重要よ

その時代にあった環境と現代の環境の変化とでまた異なる見解も生まれるのよ

あたしは今すぐ結果が欲しいのよオオオ!!!

大体この地域に古代遺跡やいにしえの洞窟なんかあったら 今頃日本中の地質学者や考古学者がほっとくわけないじゃない

そんなじゃなくても 過去にあったすごいお宝とか もうこの際埋蔵金でもいいわ

余計にあるわけないじゃない…

……

アリスちゃんはなにかない? なんでもいいわよ

そういえば… 最近…

何何??? すごいお宝発見な予感????

最近よく 見る…

何を見るの??

影…

影…?

うん…

影なんてあたしたちにひっついてるじゃない

そういうのじゃない… なんか 違う影…

私たちが普段みる影とは違うのよね? どう違うの??

う~ん… 多分違う… けど影なのは影…

う~ん… 影じゃない影かぁ…

なにやら謎を感じるねぇ いいねいいね

私もよくわからない… 最近よく見るから気になって…

う~ん 情報がそれだけじゃわからないかなぁ…

それがなんなのか突き止めるにも 必要な情報が少なすぎるわね…

じゃあ 当面の間はその影について 情報を得る でいきましょうっ

アイスちゃん その影いつ、どこでよく見るか 大体わかる?

学校の帰り道とかによく…

なるほど… 夕方によく発生すると…

よしそれじゃあ この時間に目撃してる人がいるかどうか探してみましょう

探すにしても三人で探すのはさすがに限界があるわよ

大体この学校だけでも1000人近くいるのよ… どうやって…

ふふん☆ そんなこともあろうかと この部活用に

あたしのパソコンでHPを作っといたのさ

ここから アリスちゃんの情報をもとにあらゆる人から情報を募るのよ

でもそれじゃあ 全国の人間から情報が流れてくるんじゃ…

ふふん その心配はないわ!!

うちの学校のHP内で私のHPを作ったから 情報元も学校内からだけよ

しかも市役所にちょっとコネがあってね そこにも作ってもらったわ

あんた そういうところには割と手が回ってるのね…

ま 部長ですから!!

だそうだ…

となると… 私たちは掲示板を利用して さらに投書を募るのがベストね

私は友人に聞きまわってみる…

ただ生徒会の動きが少し気になるわね…

それはあたしが抑えとくから 安心して

抑えるって どうやってよ…?

ちょいと生徒会にスパイを潜り込ませといたからね… うひひひひ…

あんた悪の組織率いることできるかもね…

いやぁ それほどでもぉ

(褒めてない褒めてない…)

こうして 私が見た謎の影を追うこととなった…

部活に入っていきなりの大きな活動に 私は不安よりも心なしか楽しみだった…

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Posted at 2012/09/27 01:15 Viewed 20 times

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序章:http://www.kimip.net/play/kVULi、第一話:http://www.kimip.net/play/bvQsH、第二話:http://www.kimip.net/play/NBZWp、第三話:http://www.kimip.net/play/4nsw6となってます。。。そして3話後半です

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