ただいまー!
あれ?誰も帰ってないのかな?
<リビング>
誰もいないや。
やったね。お兄ちゃんの部屋に行ってみよっと。
<兄の部屋>
おじゃましまーす!
お兄ちゃんの部屋、2日ぶりだなぁ。
やっぱり落ち着く・・・・
さて、お兄ちゃんのお部屋チェック始めようかな。
ふふふ・・・・妹に隠し事ができると思ったら大間違いだよ!
ごそごそ・・・・
なにこれー!
二次エロ本とか!お兄ちゃんめ!
しかも触手とか!
でも、妹ものだから多めに見よう!
ごそごそ・・・・
また出てきた!今度はエロ本だし!
しかも妹関係ない!
・・・もしかして巨乳好きになったのかな?
あっ、バストアップ体操?
後で試してみようかな・・・・
ごそごそ・・・・
ただいまー!
お兄ちゃん帰ってきちゃった!
全部元通りにしてっと・・・・
ガチャッ
あれ?何してるの?
お、お兄ちゃんおかえりなさい!あのね、英語の辞書借りようと思って・・・・
ふぅん?そこにあるから持って行っていいよ?
うん、ありがとう!
あ、お兄ちゃん暇?あとでゲームしない?
うん、いいよ。
じゃあ、英語の課題終わったら・・・・
待ってるよ。
すぐに終わらせてくる!
ばたんっ
さてと・・・・
今日はどうやら2冊は見つけたようだな。
あいつもまだまだ甘いな。
ほとんど電子データ化は済んでるんだ。捨てられても問題はない。
さて、俺も課題終わらせよう。
<廊下>
ふふふ、お兄ちゃんたら・・・・障子に目あり、壁に耳ありなんだよ。
次はPCの中身チェックしちゃうもんねw
さて、光の速さで英語の課題終わらせなきゃ。
そしてお兄ちゃんとの甘い時間を過ごすの・・・・
待っててね、お兄ちゃん。
<明日香の部屋>
よし、これで課題はオッケーだよ。
早速お兄ちゃんの部屋に行こう。
コンコン・・・
はい、どうぞ?
ガチャッ
お兄ちゃん!
明日香、課題は終わった?
もちろんだよ。
今部屋にいこうと思ってたんだ。ゲームやろ?
うん、いいよ。何やる?
今日はこの積みゲーで勝負だよ!
いっとくけど、勝負に関しては譲らないよ?手加減なしだから。
当然!本気でいくよ!
じゃあ、負けたら罰ゲームな。
えっ?
負けたら勝った人の言うことをなんでも一つ聞くこと。
えぇぇぇぇ!?なんでも!?
勝てばいいんだよ、勝てば。
うん、わかった。絶対勝つよ!
さて、何をしてもらおうかな。今から楽しみだ。
勝つのは私だよ!このゲームは大得意なんだからね!
そしてお兄ちゃんと・・・・ごにょごにょ・・・・
三本勝負な。2点先に取った方が勝ちだ。
おっけー!早速始めよう!
<対戦中>
ふっふっふー!余裕だよ!
本当に上手いな・・・・
私の勝ち!まずは一勝だよ。
次はこうはいかないよ。
<対戦中>
あれあれ?
これで・・・・俺の勝ちだ!
うぅ・・・負けちゃったよ。
ちょっとコツをつかんだぞ。
勝負はまだわからないよ!
次は勝つんだからね!
<対戦中>
あっ・・・
わずかなミスが命取りだ・・・・
あっ・・・・負けちゃう。
これで決める!
今こそアイテムを使うよ!
ちょっと遅かったな!
うわぁぁぁ!
負けちゃったよ・・・・
俺の勝ちだな。約束通り罰ゲームを受けてもらうよ。
仕方ないね。何でも一つ言うことを聞くよ。
お兄ちゃんの言いなりなんて、これはこれでありだよね。
うーん・・・・それじゃあ、明日香の恥ずかしい話を一つ聞かせてよ。
は、恥ずかしい話?
そうそう。なんでもいいよ。
うーん・・・・じゃあ、お兄ちゃんに笑われると思って言ってなかったやつを話すね。
なになに?
実はこの間、同じクラスの男の子に話しかけられてね。
うんうん。
「付き合ってください」って言われたから・・・・
告白か?
「どこ行くの?」って聞いたの。
ん?
そしたら男の子がね。
う、うん?
「とりあえず遊園地」って言って券を渡してきたんだよ。
すごいね。
てっきり職員室とかだと思ったから驚いちゃって。
はぁ・・・・?
「ごめんね、今日は無理だから別の子誘って」って言って急いで帰ったんだけど・・・・勘違いして恥ずかしかった。
それ、ただ男の子がかわいそうな話じゃん。
え?なんで?
なんでそんなにモテるのに鈍いんだよ。
お兄ちゃん何言ってるの?
不憫だ・・・・
???
まぁいいや。時間あるし、もう一勝負する?
もちろん!
<対戦×2>
今度は私のストレート勝ちだよ!
まさかこんなにあっさり負けるとは。
さてと・・・・言うことを聞いてもらうよ!
俺に出来る範囲にしてくれよ。
どうしよっかなー
・・・・
決めた!
お、お兄ちゃんの好きなタイプを教えて。
なんだそんなことでいいの?
うん。
そうだなー
目が大きくて。
うん。
毛がふわふわしてて。
うんうん。
甘えんぼで可愛くて。
うんうんうん。
つい守ってあげたくなる感じの猫かなー
聞いてるのは好きな猫のタイプじゃないよ!
あれ?違うの?
違うよ!絶対わざとでしょ!
ごめんごめん。
もう・・・ちゃんと答えてよ。好きな女の子のタイプだよ。
そんなの明日香みたいな子に決まってるじゃないか。
えっ、私?
そうだよ。
私もお兄ちゃんが好きだよ///
そこまで言ってないぞ?
それもそうだね。
まぁ、俺も明日香のこと好きだよ。
お兄ちゃん・・・・
「ただいまー」
母さんが帰ってきたみたいだ。
じゃあゲームはここまでにしよう。
そうだな。一勝一敗でちょうどいい。
またやろうね。
もちろん。
じゃあ、俺部屋に戻るから。
うん、またあとでね。
ぱたん。
ずるいよお兄ちゃん・・・絶対にごまかしてた。
あれは妹として好きってことだもん。
明日香はこれ以上ないくらいお兄ちゃんが好きなのに。愛してるのに。
はっ、もしかして好きな人がいるのかも!
教えられないような人なのかな・・・・
はっ、もしかして巨乳?
うーん、それらしい人はお兄ちゃんに接触してないのに!
明日からはもっと入念にお兄ちゃんを見てなきゃいけないね。
そうだ!今度、カメラと盗聴器買ってこよう。
24時間、365日見てればわかるよね。
あっ、お兄ちゃんの髪の毛落ちてる。
永久保存しなきゃ。
大好きだよ、お兄ちゃん。
私の全てがお兄ちゃんのものであるように、お兄ちゃんは私のものになるべきだよね。