百物語…
いや、怪談語ろうってのはいいんだけどさ?なんでこのカッコ?
馬鹿野郎っ!!! 怪談ってのはお化けよ!人外よ! つまりそういった姿になりきることでより恐怖の度合いを上げ、幽霊的存在が寄り付きやすい状態を生み出し、場を固定することが重要なんだ!
いや…なんか寧ろ暑いし物理的に。 こんな暗室にしなくてもいいじゃん。ほら。
!!!!? な!馬鹿かお前!早く締めろ!!!
ちょ何すんだよ! 何がそこまでお前を駆り立ててんだよ!もういいって。
お前は・・・なんてことをしちまったか分かってんのか!? 俺の作った場をぶっ壊し、霊的存在との対話の場を破壊したことの恐ろしさを!!
いやちょっと何言ってるかわかんないです。 ていっ。
・・・えっ!!!? どこここ!? なにこれ!!?
だから言ったろう・・・ もう終わりだ・・・ 俺達は・・・もう
いやいやいやいや!!!! おかしいでしょ!!? どうなってんのこれ!!!?
・・・これが怪談・・・おちなしだ。ああ、おそろしい・・・
っていい加減しろいっ!! もうええわ!!! ありがとうございましたー!!
いやー上手くいったね! 中々良かったんじゃない!?
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いやなんかしゃべろうぜ? もう終わったからさ。
終わり・・・? くっくく・・・くけっけけけけけけけけ!!!!!! 馬鹿が!!これは始まりだ!! 貴様らの命を刈り取る物語のな!!!
なん・・・だと・・・!? まさか百物語を笑いに転化するというある意味霊的存在を軽視した行動によって、呪術的な攻撃を受けているというのか!!?
なーんちゃって♡ どう!?びっくりした!?
ああ、お前の中身がそんな幼女だったことがな。
おしまい♡
で、ここからどうやって帰るの?♡
わっかりませーん!!!
皆も下手に怪談なんてするとこんな目にあっちゃうから、気を付けてね!!
ばいばーい♡ この世から・・・