『僕と幼馴染と☆☆☆☆子作りと言ったな、あれはウソダドンドコドーン!』

ヒャッハー! どーもっ! 世紀末スーパー救世主パイロットの 加賀美 友香里さんです!

ちょっと待て、意味が分からん。 今は世紀末じゃないし、 お前もパイロットじゃないだろ。

これはこれは、我が夫、 早瀬 慎一郎殿ではないか!

いや、まだ婚姻届提出してねーだろ。

ねーねー私が慎一郎を好きになった 理由知りたい?

いきなりなんなんだよっ!

知りたくないの?

知りたい、教えてください! 俺も教えるから!

よしよし、それではすこし、 あなたの過去をさぐらせてくだされ…

第五部 春一番が吹いて……

あれは3万6千…… いや、3年前の事だった…… (友香里達が14歳・中2の時、 現在17歳・高2)

慎一郎クウゥゥゥゥゥン! 昨日はよくも私のパンツを盗んで くれましたねー!初めてですよ、 私のパンツを盗んでくれた人間は!

すまん! つい、出来心で…… 幼馴染みのよしみで許してくれ!

いや、いくら生まれてこの方家族 ぐるみで仲が良いからといってもやって良い事と悪い事があるよ!

す、すまん。パンツは洗って返すよ。

えっ! パンツ洗濯しちゃったの!?

はい、ちょっとぶっ掛けてしまって。

うわー、あれ今日履こうと思ってた パンツだから今履こうと思ってたのに!

えっ! もしかしてお前今…… 履いてない?

うん、は い て な い。

なるほど、それでさっきスカートが めくれたときにパンツが見えなかったわけだ。

なに見てんだよぉー! 変態! 変態! 変態!

いや、大事なところまでは見えてないから! こっつえー感じのイラストレーターみたいに履いてないように見えてるんだと思ってたんだよ!

言い訳すんなー!  あと、今日は何の日だ! 言ってみろー!

なんだいきなり……ええっと…… 「幼馴染みのぱんつを愛でる日」?

さいってい! 慎一郎なんか大っ嫌いだ!絶縁だー! 間違えた…… 絶園の……違う! 絶交だー!

ご、ごめん……

今更謝っても、もう遅ーい! トテタテタッタ……

あーあ、行っちゃったよ。 さすがにブッカケフィアは悪かったな…… あとでちゃんと謝ろう……

ん?そういえば今日って…… 何の日だ?何か忘れてるような……

ねえ、早瀬君、友香里どうしたの? ものすごい形相と勢いで走ってったんだけど……?

ああ、東雲さん……実は…… かくかくしかじか……

修正してやる! 歯ぁ食いしばれー!

えっ?  グギュグバアー!

あんた、今日は友香里の誕生日だよ!幼馴染みなのに覚えてなかったの!?

そうか…… 今日があいつの誕生日だったな…… くそっ! 俺としたことが! プレゼント買っといて……

そうよ! ぱ…つの事もだけど…… 誕生日のことが重要だったんじゃない? だからあんなに怒ってたのよ!

そういうものか……

そうよ、特にあんたとは幼馴染みだから、誕生日を忘れてられてたことが 悲しかったんだよ!

友香里は……早瀬君におめでとうって言って欲しかったんだよ。 そりゃあ、地球が顔を蹴られて火山を爆発させるくらい怒るよ!

ああ、様子を見て謝ってみるよ…… 東雲さんからもよろしく言っておいて、お願い。

いいわ。まだ友香里が怒ってる可能性もあるしね。早瀬君が直接言っても 逆効果かも知れないし……

うん、早瀬君が土下座して謝りたい って言っておくわ。

じゃあ、よろしく。

放課後……

とうとう友香里に謝れなかった…… あいつ……一日中俺のこと無視しやがって……

ごめんね、早瀬君…… 友香里、早瀬君の顔も見たくないって……ありゃ、しばらくはダメかも?

そう……ごめんね、東雲さん。

いいって、私も友香里の説得できなかったし……

まあ、明日になれば機嫌も直ってるだろうし、大丈夫だと思う。

そうね……一晩寝かせるのも良いかも……それじゃあ、また明日ね。 ちゃんと謝っておくのよ。

ああ、じゃあ、また明日。

はあ……どうしよう?

……

げっ! 友香里! ←慎一郎 嘘!? 慎一郎! ←友香里

あー、えーっと……

そのー……

(ううっ、気まずい!  何か言わないと!)

ね、ねえ慎一郎! ←友香里 な、なあ友香里! ←慎一郎

(被ったー!  もっと気まずくなったー!)

ええっと、まずは友香里から……

いやいや、慎一郎から……

(……どうしようこの空気)

(ええいっ! 出だしが悪いとこういうものか! でも、謝らないと!)

ご、ごめん……今日は友香里の誕生日だったな。ただ、忘れてたわけじゃないんだ。誕生日プレゼントはもう買ってあるから!

誠 意 が 足 り な い !

あ、はい。土下座します! ほんとにスンマセンでしたー! ドゲザァ!

うん、なんか馬鹿馬鹿しくなってきた。今日は無視してごめんね。

良いよ別に!  悪いのは俺の方なんだから!

わかった、駅前のパフェ三つで許す!

三つって多くないか!?

良いじゃん、三つなら安い方だよ! 別に今日じゃなきゃダメってわけでもないし。

はは、それならなんとかなりそうだ。そうだ! 今日は俺の家に来てくれ。渡したい物があるんだ!

うん、わかった。 じゃあ、一緒に帰ろうよ。

トタケケトケタケタケトケ……

ただいまー。

お邪魔しまーす!

おかえり、兄貴。 いらっしゃい、友香里。 朝は喧嘩してたみたいだけど…… もう大丈夫みたいね。

あいつがいるのか…… 友香里、ちょっとだけ俺の部屋で待ってて。

わかった。

さてと……冷蔵庫の中に…… あった、これだ!

……お待たせー! 持ってきたよ。

(あの箱の中身はなんだろう?)

さあ、受け取ってくれ。 誕生日プレゼントのケーキだ。

(うわあ、形が悪い……まるで慎一郎みたいなケーキだね。) ありがとう。嬉しいな。

ささっ、召し上がれ。

いただっきまーす!! ふん、ふっほふほいひいひょ。 (うん、すっごくおいしいよ。)

(ダメな風に見えるけど本当はできる感じかな?そこに痺れる、憧れる。 ことにしておこう)

おいおい、食べながらしゃべるなよ。まあ、喜んでくれたならいいけどな。

うん、見た目はちょっと変だけど、 すっごくおいしいよ!

そっか、ありがとう。 改めて、誕生日、おめでとう。

ありがとう!

そして……夜。友香里は……

はあ、なんでだろう……あんなやつ、ただの幼馴染みだと思ってたのに…… なんで誕生日にプレゼントをもらったくらいでこんなにドキドキするん

だろう?しかもこの間から顔を合わせ辛いし……慎一郎が私のパンツで何回もあんなこと……ボンッ!  してるとこ見ちゃったし……

あーもー! 慎一郎のばか。 あんたの誕生日にお返ししてやる!

あっ! パンツ返してもらってない!……明日でいいか……

一方、慎一郎は……

はあ、なんとか仲直りできたな…… 良かった。嫌われずにすんだ。

……ん?なんでだ? なんでアイツに嫌われたくないんだ、俺は?訳分からん。 俺にとってアイツは……何だろう?

……わからん。 ただの幼馴染みのはずだが…… まあ、その内わかるようになるだろ。

あ! パンツ返すの忘れた! しょうがないな……明日返そう。

しかし……友香里のパンツか…… オラッ、ムラムラしてきたぞ! …………………

うぅっ……ふぅ…… *注 ご想像にお任せします。

…………

というわけで、このころから慎一郎のことを男として意識し始めたわけです。

改めて言われると恥ずかしいな……

まあ、ほかにも理由があるんだけどね。見せられないよ…… 尺の都合ってやつ。

でも、俺たちお似合いのカップルだな。

そうだね。ところであのパンツって どうなったっけ?

……………

……………

!!!!!!!!!

…………返してない。

嘘……三年も私のパンツをオカズに!?

ちげーよ!!  多分タンスの中奥深くに眠ってるだけだから! 探せば出てくる!

いやいや! だとしてもヤバいよ!

そろそろガチでヤバいので次回予告!次回! 第六部 スッポンオーシャン お楽しみに!

えっ?ちょっとぉー!  勝手に終わるなぁーっ!

おまけ

なんだこのパンツ?見た事無いや。 お母さんが新しく買ってきたやつかな?早速履いてみよう。

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公開日 2012/10/07 21:11 再生回数 26

作者からのコメント

今回は過去編です。*注 少し性的な表現が含まれます。皆さんも洗濯物の収納間違いには注意しましょう。   友香里は白パン(仮)。異論は大いに認める。     パンツっていうか四次元くらいあるポケットだよこれじゃあ!

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