『小学時代、好きだった子に10年越(ry その2』

すごいよね! 偶然ってあるんだね!

あ、ああ。たまたま仕事休み取れたから、ちょっと気晴らしにね。

そっかーもう社会人かー。お互い大変だよねー。

(なんで平然と笑っていられるんだ)

(立ち話もなんだからと、近くの喫茶店に入ったが)

(しょ、正直、自分の胃が痛い)

大丈夫?具合悪いの?

あ、いやいや。丁度、中井のこと考えている時だったから偶然って怖いなと思って!

えっ、私のこと!?

あっ……いや、ほんと変な意味じゃなくてだな。

分かってるよ。あの時は仲良かったしねー。

中井は変わったなー。はじめ気付かなかったわ。

逆に山野くんは変わってないね! 気付いたぐらいだし。

え、そうかなー?

そうそう、彼女とかいるの?

それはあんまり聞かないでくれるか、年齢=彼女いない歴なんで。

ええっ……意外と君モテてたんだよ、女子に。

マジかよ。じゃあ今からでも遅くはないな。

そういうノリするのも変わってないよねー。

バレたか。まあそんな恋愛する暇でも無くなったしなー。

まあ私もそうなんだけど……。

中井も男子からは人気だっただろ……?

えー、そうかなー?

(ほんと、俺が知っているのでも2~3人はいた)

まあ昔の話だしね。そういえば、君はあの時、好きな子は誰だったの?

(うわ、なんか前にもあったなこれ)

中井はどうだったんだよ。

私!?

う、うーん……まあ、好きな男子はいたけど。

なかなか鈍感でアピールしても全然気づいてくれなかったしなぁ。

そんな奴いたのかよ……。

だから、最後にね。会えなくなるのもつらいから……。

嫌いって……。

ちょっと待て。

え、つまりあれ……?

やっぱり鈍感だったんだ。

え、えーと。

今からでも遅くはないかな?

10年立ってるけど、まだ間に合うよ。

エンダァアアアアアアアアア!!!

イヤァアアアアア!!!

ど、どうした?

いや、なんかね。俺の過去の妄想産物がなんかやばいの。

う、うわぁあ……。実体験と妄想が混ぜってる。引くわー。

なつかしのあの子に会えないかなー。

でも、お前って卒業式の最後にその子にとび蹴り喰らってただろ?

実話を言うなよ! そりゃ勝手に女子グループの写真に混ざったのは悪いと思ったんだけどさ!

今からでも遅くないから謝ってこいよ。

まあ、10年立ってるけど、まだ間に合うよね!?

終わり。

B
e
f
p
q
r
s
K
O
キーボード操作
  • J 次のページ
  • K 前のページ
  • [ 最初のページ
  • ] 最後のページ
  • E フキダシのモーションON/OFF
  • 0 自動ページ送りOFF
  • 1 自動ページ送り (おそい)
  • 2 自動ページ送り (ふつう)
  • 3 自動ページ送り (はやい)
  • P 自動ページ送りの停止/再開
  • ? キーボード操作の表示
もう一度みる
他の作品をみる
公開日 2014/09/30 16:46 再生回数 19

作者からのコメント

あ、最後の部分、俺本人の話です。

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く…