いやー、無事に滅亡しちゃいましたなあ。世界
終焉っちゃったねえ…
じわじわきな臭くなっていったかと思ったら、
なんかごちゃごちゃし始めて…それで、
ウヤムヤになって、ドカーン
あ、戻った
そんな感じで、私たち以外みんな死んじゃったみたいだけど
どうしよっか?
…各地を巡るような旅をする、のが定番なんじゃない?
二人で
二人で、ね
じゃ、そんな感じで行こっか
こうして、あやね(左)と、ねむり(右)の旅が始まった
あやねは行きたい場所とか、ある?
んー…身近な場所に行ってもしょうがないし、いろんな国に行きたいな
…徒歩で?
そこはほら、車とか上手いこと乗り継いだりさ
…せっかく生き残ったんだから、慎重にね
曖昧に笑い、ねむりの手を取るあやね。煌々と照る街灯が、二人の影を作る。電気はいつまで通っているのだろう?
滅亡する前から、この世のことは何もわからない。だから、ねむりにとって今の状況は、別に特別なものではなかった。~END(つづく?)~