いや~ん。 急がないと学校に遅刻しちゃう~。
どんなところに住んでるのよ。 なんなの、この荒地は・・・。
えへへ。 たまにはアウトドアもいいかな~、 って思ったの。
それより・・・さっきから画面に あなたの姿が見えないんだけど。
なにその、真ん中の吹き出し?
これを使うとね、いつもとひと味違う会話の表現ができるんだよ~。
なんだか難しそうねえ。
今やってるのは、一人称視点っていう感じかな。
一人称視点をやめるときは、これを クリックして・・・。
どっこいしょ。
あ、出てきた。
一人称視点を使うと、読者さんが登場人物になりきってお話を楽しめるから、慣れてきたらオススメだよ。
・・・そんな説明で、わかってもらえるといいんだけど・・・。
さっきから、頭の中の声みたいなのが聞こえてくるんだけど・・・。
今みたいなのは、モノローグって言うんだよ
・・・カンタンに言うと、心の中の「ひとりごと」みたいなものかな~。まあ、どうせ難しく言ってもわかんないよね~・・・。
そのくらいわかるわよ。 バカにしないでくれるかしら。
やばっ。 全部、聞こえちゃってた。
お、お邪魔します・・・。
いらっしゃい。 まあ、遠慮しないでね。
なんか緊張するなあ。
これ、うちの妹ね。
・・・はじめまして。
は、はじめまして。 それで、今日は妹さんにサムネイルのことを説明すればいいんだっけ?
うん。わかりやすく教えてあげてね。
教えるって言っても、そんなに難しくはないけどな。
まずはお姉さんの後頭部のあたりを見てくれ。赤いピンがあるだろ。
これをお姉ちゃんの頭に刺せばいいの?
妹にヘンなこと教えんなよ!
オレのせいかよ!
えっと・・・あとは、画面の右にあるこっちでもいい。
とにかく、この赤いピンをクリックすれば、その1ページがサムネイルになる。それだけだ。
それで・・・その、サムネイルってやつはどこに出るの?
おまえも知らないのか・・・。
知ってたら、わざわざあんたに聞くわけないでしょ。
それもそうだな。
まあ、こんな感じかな。 自分の作品を保存すれば、見れるようになるぜ。
全体から選んだ1ページ・・・。 これが作品の顔・・・表紙になるってことなんだね。
そうだな。 印象に残る場面をサムネイルにして、みんなの注目を集めるといいぞ。
そうすれば、たくさん再生してもらえるかな・・・私、お兄さんに再生してもらいたいな・・・。
も、もちろんするよ・・・うん。
わ、私のも・・・再生してくれるんだよね?
あなたみたいな人が・・・本当のお兄ちゃんになってくれたら、嬉しいんだけどな~。
そ、それって・・・つまり、私と・・・ってこと、だよね。
え? よくわからないけど・・・二人とも、再生数を増やしてくれるお兄ちゃんがほしい・・・ってこと?
ふぅ・・・やっと学校についたね。
それはいいんだけど・・・。
ちょ、ちょっとせまいよ! 二人で一人称視点やめようよ。 読みにくいよっ・・・。
この格好のままで学校に行くのは、 どうかと思うんだけど・・・。
・・・ここをサムネイルにされたら、涙が出てきちゃうかも・・・。