よくある私立学園────
フフフン、フーン♪ 机掃除って楽しいなぁ。
それにしても、みんな・・・
ラクガキしたり、傷つけたり・・・。 どうしてもっと、机を大切にしないのかしらね。
ののえちゃーん！
どうしたの、ばよみちゃん？
部活つくろう!!
部活・・・!?
部活動って、メンバーが５人ぐらい いないと先生が活動を認めてくれないんじゃなかったっけ？
そう思って、すでに集めてあるよ。
ケロリ・・・。
ニャーン・・・。
ケロくん、ニャン太くん・・・ そして、ニャン次郎（下）くん!!
ここに、ののえちゃんと私をあわせて すでに部活動の申請書も提出済みっ！
か、勝手にメンバー登録しないでっ！
というわけで、部室にゴー!!
というわけで・・・ ここが茶道部から奪った和室です。
ダメだよ、ばよみちゃん！ そんなことしちゃいけないんだから。
正義の部活動のためには、多少の 犠牲はやむを得ないのです・・・。
正義の部活・・・？
ばよみちゃん、いったいどんな部活を するつもりなの？
その前に・・・話しておくことが あるんだよね。
私、魔法少女になったんだ。
ええーっ!?
だから、部活は愛と正義の・・・ 名づけて、魔法少女部!!
そんな感じにしようと思うんだー。
すごいね、ばよみちゃん。
私、応援するよ！ 愛と正義のためにがんばってね。
ののえちゃんもするんだよ。
ええっ!?
ののえちゃんも、魔法少女部の部員 として、がんばってもらうからね。
で、でも・・・私、魔法とか・・・ そういうの使えないし・・・。
まあ、とりあえずこれに着替えて。
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
どっかに悪者いないかなー。
ののえちゃん、そっちはどう？
うう・・・なんで、私まで・・・。
どうしたの、ののえちゃん？
ひどいよ、ばよみちゃん・・・。
これ、ただのコスプレじゃないの。
そうだよー。
でもほら、最初はなんでも形から なーんて言うでしょ。
あの、魔法とかは・・・？
ないよっ！
そんなところだけ自信ありげなのって 私、どうかと思うの!?
私たちの活躍に期待してね！
なんかもう締めに入ってるし！
必殺魔法で、群がる悪党を一撃だ！
方向性違うし！ 魔法ないし！
