あ、担当の小林さんじゃないですか。 どうしたんですか？
今度の「僕のおかず戦争 肆（終）」なんだけど、人気ないからページカットになったから。
またまたご冗談を。 最終話ですし、100ページ越えの力作にいたしますよ。
いや、ごめんね。 マジな話だから。 ４０ページでお願いね。
４０ページでなんか作れるわけないでしょー！！
そこをなんとか… じゃ５０ページでどう？
んーそれなら… ん？てゆうか、この会話もページ数に入ってるの？
うん。 ごめす。
そしたら実質４０ページじゃないですかー！ ちくしょーー！！
ええい、もうやるっきゃない！ 僕のおかず戦争 肆（終） 始まるよ！
ここは… やっぱり死後の世界ってやつか。
なに死んだ気でいるんだよ？ 戦いはこれからだぜ？
！！
俺が代わりにやってやるよ。
お、お前は… 危険すぎる人格ゆえ封印していた…という後付設定の俺！
ドスッ
うっ…くそ…
時間が、もといページ数がないからな。 お前はそこで寝んねしてるといい。俺がすべてやっておく。
ごめんね真中くん、そして永遠にさようなら。
おいおい、勝手に殺すなよな。
な、なんで生きて…
ふん、そんなことはどうでもいいだろ。 さあ2回戦スタートだ。
ま、まあいいわ。 またボコボコにしてやるんだから。 くらえ！シソドレッシング…
うるせえな。 少しだまってろよ。
な！！
ドスッ
うう…
よ、よくも陽子ちゃんをやってくれたわね！ 次は私が相手よ！ 覚悟しなさ
ドスッ
うう…
これでおかずボールは４つ。 さぁ、あと一人だ。
よくもやってくれたな。
ほう、なかなかテンポがよくて助かるぜ。 お前が最後の四天王…
ぐ…今いいところなんだ お前は出てくるな！ く、くそおおおおお
ふう、俺参上。 なんだ？いつもより体に力が湧いてくるぞ！ これなら技が出せるかもしれない。
ふ、何を一人でぶつぶつ言ってるんだ。 そういえば挨拶がまだだったな。俺は瞬殺の貴公子・北上だ。
ズバ―――――――ーン！！
うう…４つのおかずボールの合わせ技とはな… 参ったぜ…
よし、これですべてのおかずボールがそろったぜ！
母ちゃんすべてのおかずボールを集めたよ！
よくやったねカズト！ さ、お夕飯にしましょ。
うん！
～次の日～
母ちゃん、今日の夕飯は？
夕飯は今、魔王・真中カズオ…あなたの父のもとへ飛んで行ったわ。
もはやただの夕飯デリバリーじゃねーか！ てか父さん魔王なの！？
さあ、カズト！ 今度は魔王を倒しにいくのよ！
もうカップラーメンでいいわー。
真中カズトの戦いはこれからも続く！
いや続かねーよ！？
