『陛下留学秘話 第1話「戦いの日々 開 幕 だ」』

第0話を見てない方への解説 以前から留学に興味を持った陛下は ついにオーストラリア留学を決意。 バカなのでリーダーになった

始まりの地,羽田空港。 陛下大学留学プログラム参加者 19名がここに集うのだった。

それでは,出国したら学生のみで 行動して頂きますので,はぐれたり 乗り遅れなどないように

(学生のみの行動=引率不在 =誰かが代役にならねば =自分はリーダー=~死~) ※ここまでで約2秒

・・・

全員出国しましたか?えー…居ますね。じゃあフライトまで時間あるし それまでは自由行動ってことで。 時間になったら再集合で。

「「「「「はーい」」」」」

(なんで俺が…連絡係と言われて リーダーを安請け合いしたのが バカだった…)

(だが受けた仕事はこなさねぇとな。 中学・高校の友人付き合いで培った 仕切りのスキルを存分に…)

っつーかさー,…(チャラチャラウェイウェイw

キャピキャピキャッキャッ(笑)

(…限界。ニコチンの救済を。)

陛下はキモオタの端くれ,これから 共にする留学仲間は皆チャラい奴, そりゃ喫煙所に駆けつけるわな…

スゥ…フゥーーーーーー…

(メンツにオタクは皆無,総勢19名, 引率なし…本当にやってけるか? それに一ヶ月もだ…心配だ)

・ ・ ・

はいじゃあ時間なので搭乗します, パスポートと旅券出しといてください

無事に全員搭乗,第1難関は突破。 だが留学とは修行の旅,リーダー としてのみならず,新たな試練が 初っ端から襲い掛かってくる…

今から向かうオーストラリアでは 日本語は通じない。だが,飛行機も 例外ではなかったのだ!

(いよいよ離陸…おっ?キタッッッッ一気に押し上げられる感覚!! ---ッッッ!浮いッッッ ……怖ぇ。)

陛下にとって数年ぶりの飛行機。 愛する祖国としばしの別れの瞬間。 しばらくして安定すると…

Excuse me,sir? "お食事はどうなさいますか?"←英語

以下,””で囲まれる部分は英語だと 解釈されますようお願い申し上げる

ヘェァッ!?ア…エト… "牛 が 欲しい"←クソみたいな英語

…つってもね,単語並べればまぁ~ 伝わるもんでね。陛下はちょっぴり 英語の壁をよじ登っていくのです

(添乗員が日本語NGって地獄か… 早速最悪になったぞ)

(そんなときに限って椅子が倒れぬ… 仕方ない,寝れないしCA呼ぶか…)

"どうしましたか?"

"椅子が ダメで 後ろに 行かない"

"あ~…分かりました。よろしければ別のお席にご案内できますが?"

ア…yes,please...(やったぜ。)

人生ダメ元,男は度胸。 なんでもためしてみるもんさ

で,経由空港に着いたは良いけど, 次便搭乗まで時間があるせいで メンバーがバラバラになってしまい…

(メンバーの顔を覚えてねぇ… 懇親会でもやりゃよかった… こうなりゃ日本人顔総当りじゃコラ)

あの~陛下大学の方ですか?

いえ,私は✕✕大学ですけど…

アッ…ソッスカ…スミマセンシタ…(死にたい…

恥を忍んでメンバー探し。 これが功を奏し,なんとか全員が 搭乗を完了したのだった。

ゴォォォーーー・・・

(やっと落ち着いたか… しかし親元離れ言語も違う所, オタクも仲間も親も居ない その上リーダーの役目まで…

…ま,何だかんだ何とかなったし, 考えても始まらねぇ。明日に備え 今日は寝るとするか!)

第2話に続く!

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公開日 2016/11/04 03:17 再生回数 33

作者からのコメント

その物語は,羽田についた瞬間から始まった…昨年行ったオーストラリア留学を嘘偽りなく多少の脚色を添えてお送り致します

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