前半までのあらすじ 学校の別塔に迷い込んでしまった アリスちゃん
別塔の部室に入り そこで不思議な本を発見してしまいます。
その本は世界を滅亡させる力を秘めた 魔本とは彼女は知る余地もなかったのだったッ!!
なんだとーー!!…
さぁ大変だ
って んなわけないでしょうが
魔本じゃないの？？
そんなわけないでしょ ていうか あなた誰？？
転校生のエイブラハム・ヴァンヘルシングです
まさかのヴァンパイアハンター！？
どちらかというと吸血鬼なのは 私かもしれない…
なんですとーーーー！？ あたし血吸われるん！？
微少女は吸いません（すいません）
微妙だってか コラーーーー!!!
おお 微少女が少女になった…
あ そっちのほうがいいわ なんか雰囲気的に
（褒めてない褒めてない…）
てか ここで何してたの？？
ヴァンパイアを追っていたら… 迷ってしまった
まだその話題ひっぱる…？
道に迷ったのは本当…
偶然うちの部室を発見して ここに入ったと？
御意…
なんだぁ そういうことだったんだ
あたしはてっきり 生徒会がまた文句言いにきたのかと 思ったよ
生徒会？ 部室？？
ああ ここはあたしたち 「考古学部」の部室
そしてあたしは 「考古学部」部長の霧島春香（きりしまはるか）なのさ!!
おおー よろしくはるか…
あなたはなんていうの？？
不思議の国のアリスちゃん☆
冗談はええから☆
アリスは本当…
へぇ… もしかしてハーフとか？？
ハーブティーは好きだよ…
ハーブじゃなくてハーフね 外国人と日本人のあいだでできた子？
………
知らない…
え？
………
えっと… その……
て言ったらどうする…？
んなっ このやろーーー
やろーじゃないもん…
人を馬鹿にしてえええ アリスちゃん!!
このまま帰すわけにはいかないわ!! うちの部員になりなさいっ!!
部員？？？
そうよ 部員よ
この部室の存在を知っているのは生徒会と我が「考古学部」の部員だけよ
ほぅ じゃあここをみつけた私はすごいのか…
そうね あなたの観察眼はかなりのものだと 睨んだわ！！
おぉー
そこで その観察眼をあたしがかってあげるわ
うちの部にはいれば あなたはエース間違いなし どう？入ってみない？
エースか… なんかかっこいい…
いいよー 部員になる…
やったー（ふ、ちょろいわね）
で 早速なんだけど 明日の放課後また部室に来て欲しいのよ
入ったはいいけど何をするんだ…？
とりあえず 入部手続きはあたしが済ませとくから
明日また 部活の活動内容を説明するわ
んー
それと あなたのクラスでもうちの部に興味がある子がいたらどんどん勧誘して頂戴
誰でもいいの…？
ええ 興味があるならね☆
わかった… 頑張ってみるー
ありがと～!! （いいカモが入ったわね☆）
キーンコーンカーン
じゃあ また明日ね！
うむ ハルカもばいばい…
これからは ハルカ部長とお呼び☆
わかった ぶちょー
じゃーねー☆
………
「考古学部」に入った！！
ちゃららららん
今日は騒がしい一日だったけど… なかなか楽しかった…
…… 部活……
モヤモヤ……
（…？）
モヤモヤ……
（……影…？？）
スゥー…
（…消えた……？）
ざわざわ がやがや
……いつもどおりの風景だ… 人ごみの雑音……
（なんだったんだろ……？）
