“【リレー小説】シンデレラ 完”

どっどどどどど、どないしよぉ?!

みんな!委員長が戻ってきたぞ!!

ほ、ほんまか?!

とりあえず・・・委員長はこんな感じでまとめて欲しいらしい

かくかくしかじか

・・・今の状況でそんなん仕上がるとでも思とるんかいな?!

・・・・ううーむ・・・・・・・・

こんなのはどうでしょうか?

ひそひそ・・・

ちょっと無理やりだけど・・・いけそうですね!!

じゃ、みんなに伝えてくるわね

・・・・大丈夫かな・・・・

くっ・・・ごめんね・・・・シンデレラ・・・

ぽーんっ

!?(・・・カンペみたいね・・・)

こっ・・・この紙は・・・!!

え?

ヒソヒソ・・・いいから合わせなさいっ!

・・な、なんなの?!それは

シンデレラ・・・復活の方法・・・ですって?!

な?!・・・そ、そんなのがあるわけない!!

私の計画の他にも・・・あったとは・・・ね

ピカッ!!

!?(こんなの・・カンペにはなかった!)

(な、なになになに?!)

・・・・

あっ・・・アイザーワ?!なぜお前がここに?!・・・(相沢さん・・・あなたの出番は終わったはずよ!)

実は私は「四姫戦士」の一人・・・ 白雪姫!!!

なっ・・・・「四姫戦士」?! (何それ?!・・・っていうか相沢さんの様子が変・・・?)

シンデレラは私が復活させるわ・・・そして、この世を「四姫戦士」のモノにするのよ!!

もちろん・・・残りの「人魚姫」と「眠り姫」も復活させてね・・・

(・・・やっぱり・・・何か変だ!)

ふふふ・・・・ 「「ガラスの靴が似合うのは誰?」」

そ、その呪文は・・・! (もしかして・・・シンデレラ復活の呪文のつもり?!・・・)

ゴゴゴ・・・・

?!・・・どうなってるんだ・・・まあいいや、委員長!早く早く!!

・・・・ここは、どこ?

やっと目覚めたのね!我が戦友・・・シンデレラ!

わ、私はもう・・・人を殺めたくない・・・お願い・・・やめて・・・白雪姫 (あれ?口が勝手に・・・)

・・・・昔のあなたはどこへ行ったの?

やめて・・・目を覚まして!白雪姫!! 私たちは平和を望んでいたはず・・・ (え?え?どういうこと?!)

・・・ならば、力づくでも!!

や、やめ・・・

そうはさせないっ!!

?!・・・だ、誰だ!!

・・・(あれ?口が止まった!!)

俺のプリンセスを勝手にいたぶんないでくれるか?

お、お前は・・・・・・ブラックヘアーの手下じゃ・・・

あの姿は仮の姿・・・ブラックヘアーは俺の身を守るためにあの姿でカモフラージュさせてくれていたんだ

本当の姿は・・・シンデレラの王子様・・・ってことだ!!

ボソボソ目を覚ませ!相沢!!

・・・・まさか、生きてたとはな・・・

シンデレラが死んでしまったとき俺は・・・絶望のどん底にいた・・

でもな、その時・・・ブラックヘアーが俺をシンデレラ復活計画に誘ってくれた・・・

まあ、そんなわけだ・・・だがな・・・俺とブラックヘアーのシンデレラはお前の好きになんかさせねえぜ!!

くっ・・・・

くらえ!

ドンッ!

う、うわっ・・・

お前を永遠に・・・ココに封じてやるぜ!!

や、やめっ!・・・

「「呪いを込めた毒りんごをお前は喰らうだろう」」!!

や、やめっ・・・!!

う、うわあああああああああああああ!!!!!!!

ギュウンッ!!

・・・・はぁはぁ・・・

・・・王子・・・・待ってて・・・くれたのね?

!・・・・もちろん

でも私は・・・・多くの人を殺めてしまった・・・私は・・・私はまだ、眠っていなければならないの・・・

・・・待ってやるよ。ブラックヘアーと共に

・・・・何億年もかかるかもしれないのに?

ブラックヘアーは魔女だ・・・何億年だって生き続けられるさ

・・・・・王子は?人間よ??

そのときはそのときだ。ただ、絶対に待ってやる・・・死んでも、待ってやるさ

ありがとう・・・

・・・そろそろ、眠らなきゃ・・・この世界のバランスが崩れる・・・

そうだ!・・・・昔のアレ・・・またやろうぜ

?・・・

キラーン

・・・・こ、これって・・・

ブラックヘアーにな、頼んどいたんだ。もうお前の履いてるのはボロボロだからな・・・それにそれは、

昔のお前の・・・・だろ?・・・もうお前は人殺しの戦士なんかじゃない。シンデレラ姫だ

・・・あり、がとう・・・ううっ・・・

・・ほら

・・・・

ピカッ

・・・じゃあね

ああ。さようなら・・・

すぅっ・・・

・・・・・待ってるよ・・・ずっとずっと

これで、3年2組の演劇「シンデレラ」は閉幕です

・・・す、すごかったな・・・

・・・!・・・パチパチパチ

パチパチパチ!!

パチパチパチパチパチパチパチパチ!!

おーい・・・相沢ー起きろー!

・・・あら?・・・・

!・・・お前、劇をめちゃくちゃにしやがって!!

な、なんのこと?!・・・っていうか なんで着替えてるの!?

落ち着きなさい、ダメガネ

ダッ・・・?!

原因が・・・わかったわよ

え?

こいつよこいつ!!この薄汚い石像のせいよ!!

し!失敬な・・・・!・・・・私はただ・・・このダメガネ君とやらに仕返しを・・・!

・・・は?

あんた、私を蹴って川に落としたまま放置したじゃないか!

・・・・あー・・・あのときの・・・(TVを見たくって急いでた時か)

たっくぅ!!・・・だからソコのお嬢さんの体を借りてあんたが考えた芝居をメチャメチャにしてやろうとしたんだ!!

・・・でも、私を拾ってくれた女の子の考案した芝居だそうじゃないか・・・

だから、見逃してやったけど・・・

と、いうことは・・・ぜーんぶアンタのせいってことね?!

覚悟しなさい・・・!このダメガネ!!

ちょ、マジごめんなさい!・・・いや、その・・・こ、これからはマジメにやります!委員長に任せっぱなしにしませんからあああああ!!!!

やっぱり・・・わかってて任せっぱなしにしたのね?!・・・

え、いや、その・・・!!

問答無用!

バキャボッ!!

そ、そのくらいで勘弁してあげなよ・・・

・・・・ごめんなさい!委員長!!!

あははっ・・・別にいいよ~

え、マジで?!

あんたは・・・っ・・・!!

モギャプッ!

・・・完!

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Posted at 2012/11/15 21:32 Viewed 43 times

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ゴメンナサイ・・・ページ数・・ http://www.kimip.net/play/YLppg←第10話です

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