さあて。コメントに答えるコーナーがきたぜ。
きたわね。
いいカンジのがきてるから、それに対して返す形でいくぜー。
『お約束を知らないと、書けないし、楽しめないのでは?』
そのとおり、と言ってしまってもいいわね。
パターン化したものは、先が予測できるぶん、そういうものが好きな読者を引き込めるっていうことだな。
例えば、戦闘モノだと主人公はほぼ最終的には勝利するし、かつ死なない、とか。
逆にそういう先入観を裏切って、違う展開にするのもアリだと思うけど、
今後の展開をどうするか、具体的なビジョンが必要になるわ。
次。これ、かなりいい質問だったぜ。
これは第4回についてきたコメントだ。
『そんなことみんなわかってる。ここのギャグ作家より面白いこと書いてから言ってください。
素人さんに言われても説得力にかけます』
こういうの、まってたぜ。
この彼、もしくは彼女の文章から読み取れるものは、
『第4回に言ったことはみんなわかっている』
『素人に言われても説得力に欠ける』
『読者を納得させる作品を作ってから、何か言ってほしい』
そういうことかしら。
この言葉に対して、色んな返答ができる。
まず、ごめんよ。
この意見はもっともだ、という視点では、もう謝らざるを得ないわね。
さて。『』でくくったものずつ返答するとしようか。
『みんなわかっていること』
そもそも、みんなわかっていることっていうのはなんなのかしら?
なんとなく、頭の中でおぼろげにしかなくて、具体的に言われると困ること、だったりしないか?
もしくは、知っていないと恥に見えたり。
人間、色んな経験をしているものだし、いつも頭に沢山のことを意識しているわけじゃないんだ。
みんなわかっていることとはどんなことか、ちょっとオレも考えたくなってきたぜ。
では次の、『素人に言われても説得力に欠ける』。
じゃあ玄人が100%正しくて、例えばその人が死んだ方がいいといえば、もう死ぬしかない。
・・・・・・とまあ、これは極論過ぎるけれども、玄人の意見が絶対に正しいとはいい切れない。
子供のいうことって、たまに確信をついてこないかい?
でも、それは子供で、まだ頭脳が発達仕切れていない人間だから、どんなことをいっても聞くに値しない・・・・・・
それじゃあいけないよな。
素人には能力がない。だからいうことに説得力がない、というのは、そういう目線をなくしてしまうわ。
どんなことを言われても、まずはちゃんと受け入れて、それでもって反論すること、かな?
能力の有無は、あまり意見をする場合の理由にはならない。読者は物語について、すげえ知識がある、
ってわけじゃないからな。
では最後の、『読者を納得させる作品を作ってから、何か言ってほしい』について。
ややこしくはあるけれど、2こ目の返答に繋がっているから、特にいうことはないんだけれど・・・・・・
どうやら、この人は『説得力』というものを中心に、コメントをしてくれていたようだな。
だけど、説得力っていうものは、専門分野だと読者が知らない情報があったり、
日常的な場面だと、「ああ、こういうのってあるよな」と思わせるものに生まれるものと、作者は思う。
まあ、ほかにもあるとは思うけれども、ここでいいたいことは、先ほどいった二つの点からも通じるものがあるってこと。
いってしまえば、誰の意見でも参考になる、ということね。
人の数だけ、説得力があるかどうかは変わってくるから、コメントしてくれた人からしてみれば、
私たちが言っていたことは、どうにも説得力がなかったみたい。
そういうこった。
今日はこのへんかな? 今度はもうちょっと違う観点のことを書こうと思うぜ。
ではまた、次の回で、よろしく~。