“自称勇者の冒険~1話目~”

とある辺境の村に…… 勇者になりたくて仕方がない村人が おったと。

ある日の事…… 何故かその男は王様に呼ばれ 城へ招かれたそうな。

王様 「よくぞ来た名も無き村人よ。  何故わしが呼んだか分かるか?」

村人A 「勇者だからですかッ!!」

王様 「えっ」

王様 (噂には聞いていたが…。  まさかここまでとは……)

村人A 「どうかしましたか?王様」

王様 「いや何でもない。  そんな事より……」

王様 「お主が本当に勇者だというのなら  魔王を倒しに行ってくれぬか?」

村人A 「……良いでしょう。  勇者としての実力を  お見せしましょう……」

王様 「ではこれを持っていくが良い。  旅の助けとなるだろう」

村人Aは錆びた剣と50円を貰った。

村人A 「…………王様」

王様 「何か?」

村人A 「…これで魔王を倒して来いと?」

王様 「えっ…だってこれが  基本的な勇者の初期装備じゃよ」

王様 「うちの城は資金的な余裕が無い。  強い装備が欲しいなら  自分で買うのじゃ」

村人A 「……そうですか」

王様 「じゃあ後は頼んだぞ。  魔王を倒すまで帰って来なくて  良いからな」

王様 「とりあえず近くの草原とかで  出て来る魔物を倒したり  仲間を集めたりすれば?」

王様 「じゃあそういう事で~」

村人A 「…………」

村人A 「………行くか」

村人A 「あ、そうそう……  俺は勇者なんだから  村人Aじゃ不味いな……」

村人A 「↑名前の場所を書き換えてっと…」

勇者 「よしっ!完璧だ!  さすが俺!俺勇者!」

こうして…… 勇者(自称)の冒険が始まった。

つづく………。

B
e
f
p
q
r
s
K
O
Keyboard Shortcuts
  • J Next page
  • K Previous page
  • [ First page
  • ] Last page
  • E Enable/disable bubble animation
  • 0 Manual page turning
  • 1 Slow page turning
  • 2 Normal page turning
  • 3 Fast page turning
  • P Start/stop auto page turning
  • ? Show keyboard shortcuts
Play Again
More Stories
Posted at 2012/07/12 00:43 Viewed 54 times

From Author

何だこれ…

Comments

Login to Write your comment