前回のあらすじだよ!
・・・まぁ、前回を見てくれればそのほうが手っ取り早いかな・・・。ってことで本編行くよ!
ガラッ!!
さぁ、授業をはじめるぞ諸君!
なんと教室に入ってきたのはクマ。・・・うん。歴としたクマだったのだ!
くっ、くまが喋ってる・・・!?
これにはさすがの文美ちゃんも驚きを隠せないようで、ガタンと席を立ち、目をパチパチさせている。
わぁたしはくまではなぁぁあぁい!!!
ひっ!
私の名はぁ、クマット・クマラットだ!様をつけて呼べぇ!
(結局クマだろ・・・。)
(結局クマじゃないの!)
(結局クマじゃないか・・・)
みんなして、思ったことは同じらしい。
クマットと名乗ったそのクマは、ため息をつく僕たちの顔を見回すと、ダンッと教卓を叩いた。
生徒諸君!今日ここに集まってもらったのはほかでもない・・・。
君たちには、・・・。
補習授業を受けてもらう!!!
補習授業だってっ!!?
クマ、ット様!!僕たち別に赤点とかとったことありませんよ!!?
そうだよ!補習授業受けるって・・・
赤点とかは関係ない。
じゃぁなんのために・・・。
君たちにはある素質がある・・・。
それを育ててもらうためだァ!!
素質・・・とは・・・?
一伽お嬢様が恐る恐るといった様子で問う。それにクマットは無言で返した。
話す気はないってことね。やんなっちゃう!
じゃぁさ、ここで何やるかぐらい教えてくれてもいーじゃん?
至極軽いノリで和希くんが別の質問を出した。
これにもクマットは無言か・・・、と思ったが、クマットはもう一度教卓をバンッと叩いて注目を集めた。
舞台はここではない。
生徒諸君らには、今からある世界に行ってもらう・・・。
ある、世界?
そこで何をやるかは諸君ら次第。帰って来れるかも諸君ら次第だ。
そんな無責任な!
だが、諸君らの素質を育てるのにはもってこいの場所だ。
・・・つまり、僕たちがその世界で素質を育て切れたら帰れる、だからお前らを放り出す。ってことですね。
まぁ、そんな感じだな。
本当に無責任だな、おい・・・。
補習授業?ある素質?別世界?なんだそりゃ。
いたって平凡な僕たちになんでこんなことが関係するのだろう・・・。
ま、何はともあれ実際に行ってみるのが一番手っ取り早いな!!
え!?
ほら、さっさと・・・・
行ってこォォォい!!
バァンッ!!!
今まで以上に大きな音で、クマットが教卓を叩いた。
それと同時に、僕は目の前が真っ白に染まった・・・。
続く?