男 「よし! 彼女を作ろう!」
男 「とは言ったものの、彼女なんてどうやって作るんだ?」
??? 「男ー、起きてるー?」
男 「あ、この声は……」
扉 「ガチャっ」
幼馴染(以下幼) 「おはよっ! 今日は珍しく起きてるじゃない」
男 「おはよう。幼は今日も元気がいいね」
幼 「当たり前でしょ!これでも陸上部のエースなんだから」
男 「中学までは僕の方が足は速かったのに、幼にはかなわないなー」
幼 「ふふ、もっと褒めてもいいんだよ」
男 「それに毎日こうやって起こしに来てくれるし、ありがとう」
幼 「そんなの幼馴染として当然のことだよ」
幼 「あ、時間ギリギリ! 玄関で待ってるから早く来てよね」
男 「うん、分かったよ」
扉 「再びガチャっ」
男 「やっぱり幼はいい子だな。それに可愛いし優しい」
男 「幼が彼女になってくれたら、毎日が楽しそうだな」
男 「でも、幼にはきっと好きな人がいるだろうしな」
腕時計 「時間見ろよ」
男 「おっと、そろそろ行かないと」
扉 「最後のガチャっ」