“陛下留学秘話SP 第7話「膨れる思い,大きな選択」”

SPということで前回"まで"を解説 大学生の陛下は英語弱者でオタク。 大学主催の留学に半ば博打気分で 志願する。

行き先はオーストラリア,パース。 こともあろうに陛下はリーダーを 引き受けてしまい,それはそれは 苦労を重ねることとなる。

滞在先の老夫婦は裕福で温厚親切。 愚痴も相談も聴いてくれる2人は もはや自分の親族と同義だった。 ご飯美味しいし。

入ったクラスは初心者クラス。 始まりは中学英語,全員日本人。 英語アレルギー解消に向けた先生の テンションに合わせる陛下氏。

日本人学生はチャラチャラばかり, 馴染むことを諦めた陛下は "頼れるし優しいが変なリーダー" の称号を得るのであった。

とまぁ酸いも甘いも経験し, 圧倒的成長を遂げつつあった陛下。 だが,ここに来て人生最大の難所が 訪れることとなる…

陛下の入った初心クラスは全員が 日本人,しかもほとんど女子。 女性恐怖症の陛下には地獄だったが 一人だけイレギュラーが居た。

"じゃあ皆さん,言ったとおりに 話してください。 Nさんからどうぞ!"

"はい!私の◯◯は~"

~休み時間~

でさ~,昨日の◯◯が…

アタシも昨日◯◯が✕✕で~…

その娘はいつも授業は一生懸命で, ノリノリだった。明るくて社交的, そして男女分け隔てなく,天然な娘 だった。

(この子はちょっと周りと違う感じが するな。う~む確かに可愛らしい… こう,天使のような…)

最初はただ学校のマドンナ的な印象で ただ可愛い子だと思っていた陛下。 しかし日に日に憧れは恋心へ…

"あ~,私は 昨日 テレビを  見ました!"

"私は 昨日 出かけました!"

(クソ緊張してきたワロタ  何だこの感じは・・・)

彼女とクラスで会話する度に緊張の 度合いは増した。 そしてついに決定打となる事案が 発生する。

"今日は皆さんにが親子を演じ, 18歳で結婚したい子供と議論して もらいます!"

"それでは,まず陛下君はお父さん!"

オ~,オーケィオーケィ!

"で,お母さんはNさんね!"

(よろしく~)

お,おう… (こんな娘と夫婦か…なるほど…  "将来"…悪くねぇ…)

・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

まさか…洒落にならねぇ… いや,しかし…

"じゃあ,議論を始めましょう!"

"私は結婚に反対します。若すぎる! あなた達は働いてない!"

"あ~お前たち,結婚したらどう 食べていくんだ? 学校はどうするんだ?家は? 職業は?"

(俺もこんな嫁さん貰って子どもに こんなこと言うのかなぁ…テヘヘ…)

・・・・・・・あっ。 これ惚れちまってるわ。

この一件で惚れちまったというか… 元々可愛いと思ってた娘と"結婚" なんて考えたらドツボにはまった, というか…よく分かんねぇやw

ともあれ自分の想いは固まった。 だが,本当にこのまま突き進んで 良いものだろうか…

自分はオタクで,女っ気がなくて, 女心も知らない。それが自分の個性 であり誇るべきことであり, 失いたくないものだった。

それに,万が一付き合うことに なれば当然人生や価値観,人間すら 変わるだろう。親愛なるオタクの 同志との付き合いもいずれ…

さらには,あの娘は四国だった。 帰国すれば遠距離恋愛, 初恋にして遠距離はあまりに ハードルが高すぎる。

しかしまたあの娘に惚れたことも 否定できない事実。 果たしてオタクであるべきか 男であるべきか…

…そんなことを,土日の1人観光の 最中でさえ思い悩んでいたのだった

(はぁ…惚れちまったのは仕方ねぇ, 男たるもの思いをぶつけてぇが… オタクをやめることにならねぇか? 大事なモン失っちまってよ…)

(今の俺には選択できない。 どっちが自分にとって幸せか, 判断のしようがねぇ… …ん,待てよ?)

(自分で判断できねぇなら "任せせりゃいい。" その相手は運か仏か神様か… 何でもいいが"賭けちまえばいい")

(どうせ相手の返事なんて分かりゃ せん。もしOKなら男になるし, ダメならオタクとしての人生を再び 歩みゃいいじゃねぇか…)

…あっ!?"すみません降ります!! あの,駅ってどっちですか?"

治安の悪い外国の夜, 物騒な市街地を全力疾走で駅まで 駆け抜けた。(第8話に続く

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Posted at 2016/11/11 23:08 Viewed 12 times

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やっと本編です。というかコレを書きたくてグダグダ書いてた。さらに言うとコレ以外の話は読まなくて良い。

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