『小説・ライトノベルの専門学校2』

さて。

さて。

ではもうちょっと込み入った話をしてみようか。

込み入った話、とは?

じゃあ、考えるという能力について。

は? なんか変な方向にシフトしてないか?

いやいや、まあ言わせてよ。

たとえば、「よく考えてからものをいえ」とか「ちゃんと考えて動いてるか?」とか、

僕はよく聞くけど、そもそも『考える』っていうのは、どういう行為なんだろうねえ?

どういうもなにも・・・・・・そのままの意味だろ?

今、B子ちゃんが間髪入れず、「そのままの意味だろ?」って言った。

はあ?

僕は考えるっていうことの具体的な行為を聞いたのに、そのことについて話してくれたとは言いがたい。

これは、B子ちゃんが反射で答えた言葉なんだ。

反射は、人が思考錯誤してするものじゃない。

つまりは、素がでちゃうものというわけで。

ここから、B子ちゃんは話の詳細を理解せずに、思ったことを口にしちゃう人間だっていう可能性がでてくる。

ちょ、ま、ええ?

まだ続けていくと、僕の言うことはB子ちゃん的には、そもそも聞く価値のないものだと決めているともとれて、

だとしたら、いつもB子ちゃんは僕に対して、こういう風な気持ちでいるんだと――

ち、ちがう! ちがうよ! そんなんじゃないから! そんなんじゃないから!

――とまあ、こんなことが、たぶん考えるっていうんだろうねえ。

え?

置き去りにして悪かったね、B子ちゃん。大丈夫だよ。今いったことは、すべて単なる可能性的な話で、

絶対そうっていうわけじゃないよ。

あ、まあ・・・・・・うん。

ここで、可能性っていうことは、つまりB子ちゃんがそう思っているわけないっていうことを、

B子ちゃん自身はつこうとしなかった。ってことは、B子ちゃんは、僕にさっき言ったことが真実でも、

そのままでいいと思っている――

ちょっと! それもうやめろよ! 怖い! 怖いよなんか!

冗談ってわけじゃないけど、つまりは読み取れるものから繋げていく――これが考えるってことだと、思う。

なんか、なんのことだかわからなかったんだが・・・・・・

単純に、考えるっていうことがどういう行為なのかっていうことだよ。

でも、これは僕の持論なんだけどね。

先生に、「よく考えろ」っていわれるんだけど、そもそも考えるっていうことがどういうことか、わからなくて、

結果、こういうのが『考える』ってことじゃないかなーって思ったわけよ。

じゃあ、そもそも今日は何でそんなことを話そうと?

それは、物語を書く上で大事なことのひとつだからだよ。

『発想』っていうのは、単純にセンスなようで、ただ無意識、というか、過去の経験からして生まれるもの。

物書きとして羨ましく思う能力に見えて、ただの努力の結晶なんだよ。

ふんふん。なるほど。

こういう力をもっちゃうと、人の嫌な部分が見えて、あと頭も良くなった気がしちゃうから、注意する必要があるね。

うざあ・・・・・・。

さってと、じゃあ議題を変えよう。B子ちゃん、なんか言っていいよ。

なんか? なんかって、なんでもいいのか?

うん。どうぞ。

しいていうなら、根本的な能力のことじゃないほうがいいかな。

それじゃあ、わたし、思うんだけど。

どうしてラノベは、よく2ちゃんとかに批判をもらっているものが多いのに、あんなにいっぱい新しいのが

でているのかなーって。

わりといいカンジのが出たことに驚いた・・・・・・。

うるさい。

じゃあ、それについて考えてみよう。

2ちゃんって、すべての読者が集まるわけじゃないじゃない?

まあ、そうだな。

でも似たようなものが出続けるってことは、つまりは読者が求めているものは、そういうものってことで。

編集部はそう思って、出しているんだ。

まあそれはわかるけど・・・・・・。

編集部の人は、見る目がちゃんとあるはずよ。これは断言できる。

ただ、これクソつまんねえとか思っている人よりも、ちゃんと好きな人もいるんだよ。

例を挙げると、エロいのとかね。

第1回の話と繋がってきたな。

おそらく、読者の精神年齢が低下しているか、女の子に縁のない男子が増えているんだろうね。

うわ、率直だなあ。

まあね。最低限売れはするんだよ。でもそういうのがいっぱい出されていたら、まあ埋もれちゃうよね。

で、2ちゃんにスレが立つと。

ドンマイ♪ ってかんじ。

じゃあ逆に聞くけど、A太が好きな小説ってなんだ?

好きな小説? うーん、そうだねえ・・・・・・。

好きっていうよりは、クオリティの高い作品として挙げるなら、とらドラの1巻を入れてるよ。

とらドラ? それはまたなんで?

描写にリアリティがある。ご都合主義じゃない。ドラマの展開がうまい。

めっちゃ単純だな。

まあね。

今日はこのくらいにしておくか。

ラノベでしたら、この作品どう思う? とか、疑問などありましたら、それについて書かせていただきます。

ここまで読んでくれて、どうもありがとうございました。

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公開日 2012/09/27 02:21 再生回数 32

作者からのコメント

もうちょっと踏み込んでみました。

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