妹「このあたりから爆発音が聞こえたような気がするけど・・・」
女「やっぱり避難勧告がでてるせいか、人がぜんぜんいないね・・・」
妹「・・・!」
女「どうしたの?」
妹「ほら!あそこに男の人がいるよ!」
女「・・・あっ!ほんとだ!」
妹「声かけてみようか!」
女「う~ん・・・」(明らかに怪しい・・・ でも一応確かめておいたほうがいいかも・・・)
女「そうね!避難勧告が出てることに気づいていないのかも!」
女「すみません、避難勧告がでているので早急にシェルターか自宅に避難したほうがいいですよ」
男「・・・・・・!」
男「そうだなぁ・・・ 一般市民は早急に避難しないとだめだな」
妹「はい!なので早く避難したほうがいいですよ!」
女「一番近いシェルターで歩いて5分もかかりませんから早く避難したほうが・・・」
男「そうだなぁ・・・俺が“一般市民”だったらとっくに避難してるんだがなぁ」
女「えっ・・・どういうこと・・・?」
男「俺も高等能力者なんだよぉ!!!」
妹「なっ・・・!」
男「お前たちも高等能力者なんだよな?ここにいるってことはよぉ!!」
妹「だったらなんだっていうのさ!!」
男「頼みごとがあるんだが・・・」
男「能力を奪わせてもらおうかぁ!!!」
女「能力を奪う!?」
妹「一体なんのために!?」
男「きまってんだろうがぁ!」
男「強者になるためだろうがぁ!!!」
女「強者!?」(なにそれこわいw)
男「ああ、強者だ!」
男「この圧倒的力!!!戦いに使わずして何に使う!!!」
妹「戦いなんて・・・そんな好き勝手!!」
男「戦いこそが人の本能!!!そして戦っているときが人の最高の幸福な瞬間なのだぁ!!!」
男「俺は今までいろんな戦士の能力を奪い、自分のものにしてきた」
男「皆が役にたたねぇ奴が能力を持っていても、しょうがねぇからなぁ!!」
男「今の俺のターゲットはここの能力者全員なのだ!!」
男「だからこうして爆発を起こし!能力者をおびき出すことにした!!」
男「そうしてのこのこと何も知らずに現れたのがお前たちというわけなのだ!!」
女「・・・・・・」
女「いいわ!相手になってあげようじゃないの!!」
妹「上等だね!!姉さん!」
男「おいおい・・・ まさかの二人相手・・・ しかも姉妹とはなぁ・・・」
女「それがなに?悪いけど、あなたのような人のためにわざわざ一人ずつ相手するなんてことできないの♪」
妹「それともダメなのかい?女の子二人同時ってのは?」
男「ふははははははははははは!!」
男「ダメなんてことはない!!むしろ大歓迎だよ!!」
男「卑怯上等!!戦いにやりすぎというものはないんだよぉ!!!」
妹「それはよかったよ!」
女「早速だけど、こっちからいかせてもらうわ!!」
妹「いくよ!!!」
妹「この一撃で決着をつける!!」
妹「俺のこの手が光ってうなるぅ!!」
妹「お前を倒せと輝き叫ぶ!!!!」
妹「必殺!!!シャイニング!!フィンガーー!!!!」
バァンシィィィィン!!!!!!
男「これがシャイニング・フィンガーというものかぁぁ!!」
妹「受け止めた!?」
男「この程度で必殺技だとぉぉ・・・ なめるんじゃあないぃぃぃ!!!!」
男「必殺技とはこういうものだぁぁ!!」
男の背中から光り輝く羽がはえる!! それはまるで“蝶”のような形と化した
女「なんだ・・・あれは・・・!?」
そう女が言い終わる前には妹は羽の光に包み込まれていた
妹「きゃああああああああ!!!」
男「ふははははは!!月光蝶である!」
第二話 謎の男