理久「・・・・・」
理久「ふっ…」
理久「(あぁ~~~やはり姉さんはかわいいなぁ)」
理久「未だに信じられん。あれが俺の姉だと?」
理久「怒ったときに上体を前方に20度傾け両手をやや後方に突き出すしぐさ」
理久「作業中に人に話しかけられるとなぜか眼鏡をはずすあのクセ!」
理久「身長は145cm!」
理久「そして99%のツンと1%の笑顔!」
理久「完璧だ・・・完璧すぎる俺の妹像だ」
理久「それなのに、なぜ姉さんは俺の妹ではないのだ」
理久「あぁ神よ!!なぜあなたは私にこのような試練をお与えになるの―」
ドンッ!!
理沙「人の部屋の前でいつまで騒いでんの!仏の顔も三度までなんだからねっ!」
理久「妹よ。その諺通りに考えるとあと1回は許してもらえる―」
理沙「この諺は“仏の様に温厚な人でも三度も無礼な事をされれば腹を立てる”っていう意味だから」
理久「・・・ッ!まさかこの俺が妹から教えをうk
理沙「その流れはさっきもやったでしょう、がっ!」
ドンッ!!
理久「(そろそろ本気で怒りだしているようだな。潮時か)」
理久「すまなかった姉さん。ふざけすぎてしまったよ。もう俺は自室にもどるから宿題に集中してくれ」
理沙「・・・まぁ、分かればいいのよ」
理久「(甘い!甘いぞ姉さん!ずっと同じテンションで怒るだけで謝られても顔も出さずデレもしないなぞ!)」
理久「こんなことを考えても仕方がない。我が城へ戻るとしよう」
ガチャッ
理久「!!」
理久「そうか・・・だから俺は姉さんを訪ねたのだったな。姉さんを前にして忘れてしまったいた」
理久「今からもう一度行っても火に油を注ぐだけだ。この要件は夕飯の後だな」
理久「ふっ…姉さんの驚いた顔が目に浮かぶ!」