“陛下留学秘話 第3話「留学≒刑務と近似できる」”

前回の陛下イブ! ホストファミリー優しい,英語辛い,教会怖い,"見知らぬ、天井"

さて留学2日目。今日から現地大学に 通うわけだが,今日はガイダンス。 楽勝だと思っていた矢先・・・

"陛下,今日は初日だから◯◯◯…"

アッ・・・オーケイ (まるで分からん…)

訳も分からず着いたのは別の家庭。 ここには陛下と共に陛下大学班の リーダーを務める女子が滞在する。

……おはようございます。 (先輩だから敬語使っとくか)

あ,おはよう。

・・・・・・ (気まずいよママ助けてよつらいよ)

よく分からぬうちに誘導され 学校へ向かうことに。 どうやらここに居るもう一人の 留学生に案内してもらえるようだ

(中国人みたいだな,割と可愛いし  黒タイツが何とも…フヒ…)

キモオタクたるもの,卑しい妄想は 口に出さず顔にも出さず。 変態紳士陛下にゃん,クソ英語で 中国人女子と丁重にご挨拶。

外国の意味不明な交通を駆使しつつ 大学に着弾。ガイダンス入学式には 多くの留学生が講堂に集まった

偉い人の話を右から左へ受け流し, いよいよ留学におけるクラス発表。 一人ずつ名前とクラスを発表された

"エレメンタリークラス,陛下,…" ※エレメンタリー=初歩の、基本の

(圧倒的敗北感)

クラスは12人全員日本人。 陛下大,関西や四国の大学生… 殆どは女子だった。陛下氏にとって 地獄そのものである

"これから 基本クラスで  君たちを 教えます よろしく!"

もちろん英語は超簡単中学生レベル。 自分の英語力のなさを 痛感してしまった

と,講師が色々説明していると…

…グスッ…スン…ウッ…

"どうしたの?大丈夫かい?  体調が悪いのかい?"

グスッグスッ・・・ウゥ・・・

その女子は関西だったが, 一向に泣き止む気配はなかった。 その頃,陛下は・・・

(入国まで苦労したし ホストファミリーには気を使うし 日本語使えないし泣きてぇのは こっちだ…)

ガイダンスも終わり,昼も食べ, キャンパスツアーがおっ始まる。 これがまた不可思議なんだが, 別キャンパスに連行されたのだ

"これは云々~~~アレは云々~~~"

(うむ思った通りクソつまらんな 完全に帰宅欲の権化)

"では今から自由行動に…"

(う~む暇だな… 今のところ仲良しも居ないし, クソでもしに行くか…)

・・・

%%&&$#*?\…!!!HAHAHA…

%&%$%#$!"…!!!HEHE…

(便所すらうるさすぎて  おしまいになってしまった)

早速学校のツアーに 不信感を抱いた瞬間だった。 できれば申し込みたくない,と。

ツアーも終わり, 陛下大の男子共々街の散策へ。

こういう街,観光で歩くの結構 怖いっすね…

うん。1人じゃ来れないわ…

(歩くの早くね?教科書が重いし, もっとゆっくり回りたいんだが…)

・・・・・・ (話もあわねぇし,こいつらとも 一緒に行動したくないな)

"ただいま~…"

"おかえり陛下,学校はどうだった?"

"あ~,楽しかったです。  色々行きました"

"それは良かったわね"

ここまで試練しか無いが, 果たして陛下氏に光指す瞬間は 来るのか!? 続くーーー

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Posted at 2016/11/11 20:49 Viewed 20 times

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いよいよ4週間の刑…留学生活が開幕。常に始まりは嵐のようで,振り回されるようで。

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