どうもこんにちは。 私は、ししょーと一緒に旅をしている 犬星沙羅(いぬぼしさら)といいます。
そして儂が、土御門龍寺 (つちみかどりゅうじ)じゃ。 ワン公は師匠と言っておるがのう。
も〜、ししょー! 私にはちゃんとした名前があるんですから、名前で呼んでくださいよ〜。
はっはっは! こっちのほうが呼びやすいんだから仕方なかろう。
まったく、そんなんだから神様の座を下ろされちゃうんですよ。 もっとしっかりして下さい。
ん?そのことか?儂は後悔しておらんぞ。 むしろ自由になれて良かったと思っとるぐらいじゃ。
ちなみに私はししょーについて来て地上に降りましたけど、ししょーは仕事をサボりすぎて神様の座を取られちゃったんですよ。
そういえば、儂が神の頃はワン公は儂の 補佐じゃったしな。でも別に、決まりでは 儂について来て地上に降りなくても良かったのではないか?
あのまま残っておれば、お前が儂の後に空いた神の座につけたのじゃぞ? なんでついてこようと思ったのじゃ?
いやいやいや、けっして、一緒にいたいからとかそーゆー事では無く心配だからついて来たんですからねっ!
まあそうじゃろうな。 儂の天界での行動はお前に心配ばかりかけてしまったしな。
(も〜相変わらず鈍いんですから。いつになったら私の気持ちに気づいてくれるんでしょう。)
だが本当によいのか? 儂はこの世界をぶらぶら歩くだけじゃぞ?ワン公は暇ではないか?
いいんですよ!私も好きでついて来ただけだし、どんどん行こうじゃありませんか!
はっはっは!それもそうじゃな。 では、行くとするか!
はい!行きましょう!
そして、この元神様と元神補佐による 長い旅が始まるのであった。
〜続く〜