あーあ、学校ってマジだりぃ~。
どっかから怪獣でも出てきて、学校破壊してくれねぇかなぁ?
(チラ
ヒュゥゥ・・・
どこからともなく紙切れが、何々?
そんなこと、頼まれたって、 むりぽ
やっぱりか。あーだりぃ~。
うわぁ!!! キャー!! アッー!
おいおいなんだ? やけに騒がしいじゃねぇか!
あっ! お前は同じクラスの高橋! 人呼んでウルフ!
その名前で僕を呼ぶな!
そんなことよりなんだよこの騒ぎは?
怪獣でも出たのか?
ああ、その通りだ!
・・・・へ?
学校の裏山が突然揺れだしたと思ったら、いきなり怪物が出てきたんだ。お前も早く非難したほうがいい!
タッタッタッタ・・・
・・・・マジかよ。
頼まれたって、 むりぽ とか言ってたくせに、結局出すのかよ、怪獣・・・。
まあでたものはしょうがない。とりあえず学校に向かうとするかな。
・・・ってんなわけないじゃん! 逃げるにきまってんだろーがよ!
またどこからともなく紙切れが!
いいから行け
はいはい、わかりましたよ。
まあでたものはしょうがない。とりあえず学校に向かうとするか。
ゲェ~ロォ~・・・・
なんというデカイ蛙なのだ! とてもじゃないが爆竹なんて入れて遊ぶ規模じゃないのだ!
楓先輩、そういうのはとっとと卒業してください。
なに呑気にだべってんだ! そんな暇あったら早く走れ!
あっ楓先輩は、あたしが責任をもってエスコートするのでご安心を~♪
ゲェ~ロォ~・・・・
うっわマジで怪獣だ!
って、よりによって蛙かよ。俺蛙苦手なんだよな~・・・・。
ゲロロォ~・・・・
ああ! 怪獣が校舎を・・・・!
校長先生! 危険です! 離れてください!
離せハゲ教頭! わしの大事な学校をあんな蛙の怪獣に渡してたまるか!
ゲェ~ロォ~・・・・!
おーお派手にやっちゃってまぁ。
・・・いや待てよ? もしかしてこのまま学校が怪獣によって破壊されれば、授業もなくなる
っわっきゃねーだろバカチンがー!
ちぇー、だよなー。
って、誰だお前!?
我輩は魔法少女!
まだ名はない!
ないのかよ!
だってぇ~、所詮この短編のためだけの使い捨てキャラだし~? そこまで考える必要もないみたいだし~?
それはひでぇ!
あっちなみにあんたもだかんね?
そういえば俺の名前はなんなんだ!? 借り物競争のときも名前呼ばれなかった!
俺に残ったのは小森とか言う不良が勝手に名づけたあるチン(歩く猥褻物陳列罪の略)だけ・・・・!
うひゃひゃひゃ! 同じ名無し同士、仲良くしようぜぇ♪
そんなのは嫌だー!
俺は見つけてやるんだ! 俺の、俺の本当の名前を! そして突き止めてやる! 此の世の真実ってやつをな!
なんか1人で盛り上がってるところ悪いけど、ちゃちゃっと怪獣駆除したいんで、そこどいてくれる?
あ、ああ、はい・・・・。
っていうかあんたさっきから自由だな。おれなんか無理矢理台本読まされてるのに。
格の違い、というより、製作者側の好み?
やっぱりか。
さてさてそれでは・・・・
そこまでだ、怪獣め!
ゲェ~ロォ~?
おお、こっち向いたぞ。
あんたに恨みはないけれど、人々の生活を脅かす害悪は、この名無しの奈々子ちゃんが駆除します!
勝手に名前決めていいのかよ!
まあ、台詞の都合上仕方ないから、このくらいなら許してくれるんじゃない?
よーし、じゃあ俺も名乗っちゃうぞー!
俺の名は
ゲェ~ロォ~!!
(はっまずい!)
少女魔法! 身代わりの術!!
ササットネッ
ゲェロロォー!!!
俺の名はあつm
カチ
ピポパポピポパポ・・・・
トゥルルル・・・・トゥルルル・・・・
あーもしもし、なんか背景が元に戻らないんですけど?
今から修復? 何分くらいで・・・・
30分!? ちょっと待ってよ、他の作品に間に合わないじゃん!
10分で終わらせてよ! 10分で!
いい!? 絶対10分だからね!
プツ
10分後....
ああ、あるチンがカエル怪獣の光線をあび・・・・
カチ ピポパポ トゥルルル
おう、怪獣、早く出せ。
ああ、あるチンがカエル怪獣の光線を浴びてポリバケツに! その姿はまるで冒険者を待ち構えるミミック!
カエル怪獣、許すまじ! くらえ!
炎のブレス!!
ボワァァァー!
ゲェ~ロォ~!
ドカーン!!!
こうして、みんなの学校はちょっと焦げてしまったけれども、怪獣から見事救われた!
ありがとう名も無き魔法少女! また頼むよ、名も無き魔法少女! 頑張れ、名も無き魔法しょう
いい加減名前をつけろー!
(俺の名前はあつm)
~終劇~