“みかん箱を拾いました #3”

さて。 愛しい我が家に帰還しましたよ

お腹空いちゃって待ちきれないよ~ おね~さん早く美味しいの作って♪

わかりました、頑張っちゃいますね♪ ではとりあえず入りましょう

さて…献立はどうしましょうかね 何も考えずにお買い物しちゃいましたが

あ!ならあたしオムライスがいいなっ コンビニで買ってもらったやつがすごく美味しかったんだよ~

コンビニ…ですか そのお兄さんという人、一体どんな方で?

え、えっとね、ぼろぼろのアパートに住んでて、いつも家にいてあたしを可愛がってくれたよ?

いつも家…ぼろぼろのアパート… な、なんてヒドイ!反面教師というやつでしょうか

…でもね、可愛い女の人が来るようになったらあたしには出て行けって。 だから拾ってくださいって

…まぁ、お腹がすいてれば憂鬱にもなりますよね

じゃあ。 作りましょうか、オムライス

…うんっ♪

と、いう訳で

見事に特大オムライスが!

完成しました~!!!

ました~♪

早速いただきま~すっ

お味はいかがですか?

これ…すっごい美味しいねっ!!! コンビニとは比べ物にならないよっ、最高~!!! もうあたし決めた、これからはおね~さんの家でお手伝いしながら暮らすもんね~

…まぁ、その… 路上で野垂れ死なれてもアレですし 少しの、間なら…

お、おね~さん… 本当に、絶対に、いいのかなっ!?

…はい、私も決めましたよ あなたもコンビニとみかん箱はもう、懲り懲りじゃないですか?

おね~さん… ありがとう、本当にありがと

…とりあえず、オムライス食べちゃいましょうか。もうお昼ですし、私も食べていいですか?

…うんっ! じゃあ、いただきましょ~♪

…さて、お腹いっぱいになったところでいろいろ聞いておきたいことがあるのですが…私の部屋でいいですか?

うん… とりあえず自己紹介からかな? じゃあいきま~す 私は市村 橙果(イチムラ トウカ)14才 見ての通りの女の子ですっ

…私は星城 蒼李(セイジョウ アオイ)、16才です まぁ…女ですね

で… 橙果さんはまたなんであんな風に捨て猫風になってたんですか? 私が拾わなければ餓死するくらいまで…どういう状況だったんでしょう

…それが、ね…

あたし本当は、12才までちゃんと家はあったんだ

でも、ある日突然両親が心中したの

一人になって何もできなくて

そしたら突然…

すいませぇ~ん、誰かいます? あ、娘がいるんだっけね~っと、お邪魔しますよ

君が橙果ちゃんか なかなか可愛いんじゃない? 私と同じところに来ればすぐに返済できるかもね…って、12才だっけ? はは、じゃあダメだねぇ

なっ… あなた一体何ですか!? 返済って何?

よく聞いてくれた 私はいろんな裏社会を牛耳る者… 通り名は「紅いボス」っ! 君の両親は私の金を大量に借りていてね…悪いけどこの家、そして君の身体…売らせてもらうよ

…何、言ってるんですか? この家と私を売る?冗談じゃないっ 借金なんてあたしっ…全然聞いた事ないですから!

…この家はすぐに売る。物もほとんど売っちゃったみたいで少ないから楽だ そして君も…かつての私のように体を売る羽目になりたいのかい!?

…だって… これ以上、どうしろって言うんですか

そうだね。 私はできるだけ子供に手を出したくはない…だからできることと言ったら、逃げることだね

逃げるって… だって、行くところもないし

…さっさとしないと本当に君も売るよ 早く出て行きな、私の気が変わらないうちにね

…わかりました では

…せいぜい頑張れ、橙果ちゃん

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Posted at 2012/09/12 14:24 Viewed 19 times

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中途半端なところで切れましたが追憶は次回に続きますw

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