『特ルリ:Rebirth 01』

月:「・・・」

ケント:「づ、月(づき)様、どうかされましたか?」

月:「ん?ああ、ごめん・・・。 久しぶりに街の中を歩くものだからさ・・・」

月:「昔を思い出して、ちょっとね」

ケント:「そ、そうですよね。 月様は、しばらく街を離れていましたから・・・」

ケント:「そうだ! 月様、僕が色々案内してさしあげしましょうか?」

月:「え?でも、見た感じほとんど変わってないから・・・」

ケント:「・・・そ、そうですよね。 僕の案内なんかがなくても大丈夫ですよね・・・」

月:「あっ・・・。ごめん・・・」

ケント:「謝らなくてもいいです。 僕が身勝手なだけですから・・・」

月:「・・・」

ココモ:「あ、ケントさんと月さんだ」

ケント:「ココモ様!」

ココモ:「まさかこんなところで会えるとは思わなかったですよ」

月:「ココモちゃんか。いやね、私の散策にケントちゃんが付いてきて・・・」

月:「まぁ、なんというか、時間潰ししてたわけなんだよ」

ココモ:「なるほど・・・。 じゃあ、時間潰しにボクの買い物に 付き合いませんか?」

ケント:「か、買い物、ですか・・・?」

ココモ:「うん!今日はちょっと 買うものが多くてさぁ」

ケント:「なるほど・・・。 づ、月様、いかがいたしましょうか?」

月:「・・・まぁ、大変そうだし、 手伝おうか。いい時間潰しにもなれるだろうし」

ケント:「僕も賛成です!」

ココモ:「やった!ありがとうございます! じゃあ、早速レッツゴー!」

(タタタタ・・・)

ケント:「ああっ! 待ってくださいよぅ!」

(タッタッタッタッ・・・)

月:「若いねぇ・・・。 まぁ、人のことを言えないけどね」

ココモ:「ふう・・・。 これで買い物は終わりです♪」

ケント:「お、重い・・・」

ココモ:「ほら、ケントさん、 頑張って!!」

ケント:「そ、そう言われましても、この量は・・・」

月:「ケントちゃん。こっちの方が だいぶ軽いから、私のと交換しよう」

ケント:「え、でも・・・」

月:「私なら大丈夫だよ。ほら」

ケント:「す、すみません・・・」

月:「しかし、ココモちゃんは 本当に可愛いものが好きだな。 買った品物全部、可愛らしいものばかり・・・」

ココモ:「えへへ・・・。 ボク、こういうのが大好きなんです」

ケント:「ココモ様は♂ですけど、 趣味が可愛らしいので、見た目も 可愛いですよね!」

ココモ:「ふふっ、ありがとっ♪ ちょっと一言多い気がするけどね」

ケント:「あう・・・、すみません・・・」

月「この荷物、ココモちゃんの家まで送ってあげようか? 流石に可愛らしい子に、重い荷物を持たせるのは可哀想だし」

ココモ:「いいんですか!? ありがとうございます♪」

ケント:「やはり月様はお優しいんですね・・・」

月:「なに、有意義な時間潰しをくれたお礼さ。そんな大したことはない」

ケント:「有意義・・・?」

月:「私も可愛らしいものが好きだから、こういう店を知っておいて損はしないかなってね」

ケント:「な、なるほど・・・!」

ココモ:「それじゃあ、二匹の腕の力が尽きる前に帰りますか♪」

ケント:「は、はい・・・!」

月:「了解っ」

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公開日 2012/09/17 15:01 再生回数 26

作者からのコメント

とくるり様の小説のキャラをお借りして、擬人化出張版を作ってみました!!よろしくお願いいたしますm(_ _)m キャラクターなどについてはこちら→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1456766 こちらの続編→http://www.kimip.net/play/hoO7e

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