はあ、はあ……まゆたん。今日も可愛いねえ。
柊先輩……急に何です?
ふ……君の天使のような微笑みにあたしのハートはゴートゥーヘブン。
いや……意味が分からないんですが……とういうか私微笑んでませんけど?
照れちゃって。まあ、そこも可愛いぜ、ハニー。
嬉しいですわ、柊先輩!
なんて言うとでも思ったんですか?正直に言いますよ?
うざいです。
かっこでも本当は柊先輩にめちゃくちゃにされたいの。ツンデレな私のバカバカかっことじ
な、何をおっしゃっておられるのですか?
うっふ~ん。わたしはぁ、まゆたんのぉ、思ってることなんてぇ、お・み・と・お・し・よ!
………………。
……………………。
はあ……もう、かないませんわね、柊先輩には……あんみつでも食べに行きましょうか?
わーい!あんみつ、あんみつぅ!まゆたんとあんみつだあ!
ふふ、そんなに喜んで。
だってぇ、嬉しいんだもん!
私なんかに構わず、彼氏でもお作りになったら良いのに。モテますでしょ?
ああーだめだめ。この学校の男どもときたら……そりゃあもうだめよ。
そうですか?この学校、わりとレベルは高いと思いますが?ほら、サッカー部のキャプテン、若林先輩なんてどうです?
「守護神」と呼ばれる名キーパーですし、イケメンですし、ご実家は名家だとか
若林?あーあいつね。五秒持たなかったわ
五秒?何の話です?
ファイトよ!わたしはね、わたしより強いやつじゃないと嫌なの!
その点、まゆたんは『デストロイヤー・オブ・カオス』と呼ばれたわたしを一撃で倒したんだもん!心までKOされたわ
は、はあ……
だから……
だぁぁぁい好きだよ?まゆたぁぁぁん!
ちょ、ちょっと!?抱きつかないで下さい、柊先輩!
(こ、こんなことになるんだったら負けておくんだった……トホホ……)






