“私の周りが変人すぎる!? 第6話”

もしかしてさ…… 私ってそんなに『変な子』じゃない?

えーと 突然どうしました? 佐藤さん

いや最近ね おかしな連中と付き合う時間が長くて 自信喪失中なのよ

また妙な自信ですね……

妙じゃないわ! 山田にはわからないかもしれないけど、 『変な子』は私のアイデンティティなのよ!?

別のアイデンティティをつくることをおすすめします

ねえ山田 正直に言って 私って『変な子』だと思う?

そうですねー 変な子だと思いますよ 十二分に

どこが!? どのへんが!?

メンドーな奴だな

えっ?

いえなんでもないです♪

ほら、佐藤さんは麻雀できるじゃないですか

うん、まあね お母さんに付き合って覚えちゃったのよ……それが?

女子高生で麻雀できるって 結構変わってると思いますよ?

…………

…………

…………

それだッ!!!!

さすが私の親友♪ 愛してる!

なんかまた変なこと考えてません?

私は常に変なこと考えているわ!

そのドヤ顔やめろ(ぼそっ)

ん? どうかした?

いえ、なんでもないです♪

というわけで! 麻雀やるわよ麻雀!

えー麻雀ですかー?

あら、珍しく不評ですか大先輩部長 暇つぶしには絶好だと思うんですけど

だって麻雀面白くないんですもん お二人もあまり好きじゃないですよね?

たしかに 麻雀ほどつまらぬ娯楽もそうはない

てっゆ~か あたし運ゲー全般ムリソンなんですけどー

ええい文句は一回でも私に勝ってからにしなさい! とにかく麻雀やるわよ麻雀!

東一局 親 大先輩

(私は北家か……)

(ふふふ……かなり変な奴らだけど、あまり麻雀は得意じゃないようね)

(麻雀が強い女子高生 うん♪ すごく変♪)

……はあ

ん? どうしたんです大先輩部長? 配牌が酷すぎるとか?

……揃ってるんです

なにが?

牌が

……え?

またまたご冗談を――

【一二三ⅠⅡⅢ123789ⅠⅠ】 ※漢数字=萬子   ローマ数字=索子  アラビア数字=筒子

て、天和……!

『状況説明の任務か…… 闇のエージェントにとって容易いものだ。教えてやろう』

『天和。それは別名エターナルフォースブリザードとも呼ばれる(※呼びません)。要するに珍しい、最強の役であり、相手は死ぬ(※死にません)』

『その確率は33万分の1…… 遊〇王で例えると、最初の手札でエクゾ〇ィアが揃うという奇跡が、連続で起きるぐらいの超奇跡だな』

いや今の声、誰よ どっかで聞き覚えがあるんだけど

だから麻雀は退屈なんですよー ずっとこればっかりなんですもん

(ず、ずっとこれ……!?)

(豪運ってレベルじゃないわよ! あんたどこの園長よ!)

とくに指摘はなかったですけど 連荘はなしで良いですよね?

好きにして……

東二局 親 ドッグ

ふむ。我の親番か 願わくばクズ手であれ……!

おおっ! これは!

はいはい天和天和

否! 天和にあらず! じつに久しぶりの第一打!

そうよねー さすがにあんた達でも 連続天和は……

ちょマジアリエンッティ~! あたしも打ちたかった~!

は?

【ⅠⅨ一九119東南西北白發中】

地和……

『また俺の出番か…… 地和とは天和の子verだ。確率は変わらん……が』

『なんと花子は地和以外にも国士無双の複合で上がっている。 ふっ、相変わらず恐ろしい奴だ……』

『どのくらいの奇跡かだって? 全裸で全国巡ってみろ。誰にも捕まらなければ、今と同じ奇跡を体感できるぞ』

もう謎の声は無視するわ それよりどういうことよ

〇泉〇一郎!? 小〇純〇郎なのあんたは!?

あんなおっさんと一緒にしないでくれる? ところで、あんたとドッグ、もうトンだわよ

もういや…… 普通の麻雀させてーな

だから言ったじゃないですかー 麻雀は退屈だって

それよりス〇リートファイターやりましょうよ! 私はヨガファイアの練習しましたから!

大先輩もこりないわねー あたしの地蔵のようなガチさの 待ちガイルに勝てるはずないじゃない

我は豪鬼でゆくぞ 殺意の波動というものを見せてしんぜよう!

るるるる……これは全部悪い夢 そう悪い夢なのよ 私は麻雀が強い変な子でぶつぶつ

あら。こんなとこにストレス発散してくださいとばかりにダンボールが

色々ちきしょぉぉぉぉぉぉぉっ!!

げでゅふっ!!

た、大佐ッ! 応答してくれ大佐ッ 俺の役回が悲惨すぎる! 俺メイン回をくれ…… 大佐ァぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

つづく!

次回予告

さ~て次回の変人部は~(裏声)?

カナヘビです。 最近ダンボールに間違われて蹴られました。それにキャラ紹介もまだで、色々と不憫です。

さて次回は ・とうぜん ・サブタイ ・ないです

の三本です!

ジャンケンすると思ったか? ……愚かな。闇のエージェントは常に予想の少し斜め上をゆく。

俺はこっちの世代だ!

(豆を上に投げ) あーん (落ちてきた豆を食べる!)

あらっ(見られちゃった風に!)

んふっ 次回も見てくださいね~(裏声)

んがっんんっ

おまけ 登場人物紹介

山田 年齢 16 学年 1年 戦闘力 ひ・み・つ♪

佐藤の親友 でも別に付き合いは長くない

裏表が激しいが 果たしてそれは二重人格なのか なかなか謎が多い同級生

色々伏線があるように思えるが とくに何も考えてなかったりする 主人公ボッチじゃ可哀そうかなってだけで登場

おまけ おわり

ご視聴ありがとうございました!

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Posted at 2012/10/09 21:45 Viewed 39 times

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