“私の周りが変人すぎる!? 第7話”

おはようございま…… って誰もいないのか

…………

…………

…………

そぉぉぉぉぉらぁぁぁぁぁぁを! じゆぅぅぅぅぅにぃぃぃぃぃぃ! とびたぁぁぁぁぁいなぁぁぁぁ!

はい、タケコプター(だみ声)♪

…………

(ひとりだと勘違いして ネタ歌の練習はじめたぁぁぁぁ!?)

(くそッ! まずいぞ大佐ッ! 奴を驚かせようとスニーキングしていたら、奴がネタ歌の練習をはじめた!どうすればいい!?)

(これも政府の陰謀か! 闇のエージェントである俺がそこまで邪魔だというのか!)

(ん? 奴が歌うのを止めたぞ?)

んんっ

(声の調子を整えている……? あと取り出したのは携帯か?)

私の名前は佐藤! 苗字は全国で一番多いけど よく変な子って言われます

…………

再生、っと

『私の名前は佐藤! 苗字は全国で一番多いけど よく変な子って言われます』

(自分の声録音してたぁぁぁぁぁぁ! しかも落ち込んでるぅぅぅぅぅぅ!)

(たしかに自分の声録音して聞くと 思いのほか変な声で絶望するけど! なぜ今やった!?)

うーん 暇ね

(ダメだ……完全にひとりだと勘違いして、ひとり言まで呟きはじめた)

…………

シュッ……!

(っ!?)

シュッ! シュッ! シュッ! シュッ! シュッ!

(シャドーボクシングはじめたぁぁぁぁぁぁぁ!? しかも『シュッシュッ』自分で言ってるぅぅぅぅぅぅぅ!?)

昇竜拳っ!

(もうやめてぇぇぇぇぇぇぇぇっ!)

か~ら~の~

加トちゃんペ!

って、なんでやねん!

(ひとりボケにツッコミぃぃぃぃぃ!?助けてくれ大佐ッ! 大佐ァァァァァァ!)

パシャッ!

(っ!?)

誰っ!?

『まぢウケる(爆笑)』

そ、その声と口調はまさか……!

あんたまぢチョモッキ→ (※「超キモイ消えろ」ってぃみ)

花子……あんたいつからそこに

昇竜拳(笑) 加トちゃんぺ(笑) ってなんでやねん(笑)

うわあああああああああああ おいふざけそおおおおふんはあああああああああああああっ!!!!

大先輩とドッグにも 教えてあげなきゃー☆

ちょ、待ちなさい花子! 絶対に逃がすか!

……ふう 今回もまた俺は戦場という名の地獄から抜け出せたようだな

大佐。こちらカナヘビ ミッションコンプリート 核戦争の危機を無事ふせいだ

…………ところで

相変わらずお前たち 趣味が悪いな

『……いいもの見れましたね』 『……なかなかに愉快であった』

持っててよかった光学迷彩!

習得しててよかった! 気合で消える技!

おいバカっ 隠れんぼで光学迷彩つかうなよ!

それと気合で消えるってどういうことだよ!? あり得んだろおい!?

いやーしかし かくれんぼの最中に あんな面白いものが見れるなんて

今日の我らは星の巡りが良いようだ

やっぱりカナヘビくんと遊ぶのは 楽しいですね! この感覚ひさしぶりです!

学校に核持ち込んで リアルメ〇ルギアごっこして 停学くらっていたゆえな

停学37年と2週間は辛かった……

退学どころか終身刑でも妥当だ馬鹿者

反省してまーす

しかし 俺がいないうちに面白いのが入ったな

ええ! 佐藤ちゃんですね! とってもオモシロ、良い子ですよ!

(要するにいじられ役か……)

あいつは 『俺達』のこと どこまで知ってんだ?

…………

たぶん なにも

おいおいマジかよ さすが『ここ』に入部するだけはあるな

ええ…… 私達が人外でも取り乱したりしない すごい子です

へえ だけど俺達は……

わかっています でももう少し この日常を私達は楽しみたいんです

うむ 我々はただの学生だ 今はそれ以上でもそれ以下でもない

……そうだな つまんねーこと言っちまったぜ

さて! シリアス終了! 次はなにします?

バカっ! 決まってんだろっ! ……こちらカナヘビ。大佐、これより目標を追跡する!

あの二人を尾行ですね! さすがカナヘビくん! 私達が思いつかない遊びを平然と思いつく!

そこにシビれる! あこがれるゥ!

行くぞ チームカナヘビ これより任務を開始するっ!

『いぇぇぇぇぇ――――いっ!!!』

つづく!

次回予告

なぜ私がここに呼ばれる

次回予告? 本編にも登場してないのに?

私はそれほど暇じゃない 悪いけど帰らせてもらう

あれ? 山田?

あ、佐藤さん♪

どうして山田がここに?

私、次回予告をまかせられたんです

へえ それじゃ私が見ててあげるから がんばりなさいよ!

はい! 一生懸命がんばります!

変人力を与えたあの少女 彼女の武装変人は強力です

けど、彼女は何もわかっていない……

次回「サブタイの正体」

臓物をぶち撒けろっ!

えっ!?

おまけ 登場人物紹介

カナヘビ 学年 不詳 年齢 不詳 戦闘力 ククク……企業秘密だ

正体は伝説の傭兵…… をすごく愛する誰か 自称闇のエージェント

核兵器を学校に持ち込んでリアルメタル〇アごっこしようとしたが 見つかってお説教 37年と2週間の停学となる

変人部の5人目! そのダンボールに包まれた姿を 見た者はいないという……

おまけ おわり

ご視聴ありがとうございました!

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Posted at 2012/10/18 21:57 Viewed 30 times

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勘違いの絶望……                   前→http://www.kimip.net/play/vQshB         1話→http://www.kimip.net/play/m3xgp

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