“女子高校生の会話6”

実はあたし、ゾンビだったの。

そう。

……驚かないの?

ええ、別にこの世界に一人や二人そんな人がいてもおかしくないんじゃないかなぁって。

い、いやだって太陽の光こんなに浴びてるし、なんでそれで生きてるんだとか思うでしょ?

別にそういうゾンビがいてもおかしくないでしょう。

…………。

ガブリ!

ひゃうっ!

……何をしているの?

ほら! 噛んだ! あたし今あなた噛んだよ!?

それがどうかしたの?

噛んだんだよ!? 噛んだってことは、あなたもゾンビになっちゃうってことだよ!

大丈夫よ。私はそういうのに免疫あるから。

め、免疫!?

それより、あなたのヨダレで首筋がベトベトなんだけど……。ティッシュか何か持っていない?

あっ、ごめんね! はいティッシュ。

ん、ありがとう……しかし、ゾンビってあれ、脳みそが死んでる状態らしいわね。

それがどうかしたの?

いや、あなたのその頭の悪さもゾンビだったからって考えれば全て納得がいくかなぁと思ってね。

…………。

……やぁだなぁ! あたしがゾンビなわけないでしょ!

見苦しいわよ。

B
e
f
p
q
r
s
K
O
Keyboard Shortcuts
  • J Next page
  • K Previous page
  • [ First page
  • ] Last page
  • E Enable/disable bubble animation
  • 0 Manual page turning
  • 1 Slow page turning
  • 2 Normal page turning
  • 3 Fast page turning
  • P Start/stop auto page turning
  • ? Show keyboard shortcuts
Play Again
More Stories
Posted at 2012/05/31 23:56 Viewed 69 times

From Author

お久しぶりですいません

Comments

Login to Write your comment