……まず、聞こう。 照ちゃんなんでここが わかったんだい？
「私にも敵が見えるっ！」 でお姉ちゃんの敵を見つけたました
お前はニュータイプなのか…？
というか結局姉を 売ってるじゃないか。 飛んだニュータイプである。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！！！！！
え？何！？どしたよ校長！ 校長は泣きじゃくりながら、 照ちゃんに抱きつき頬擦りする。
なっ！？何を、ちょ、そこは！ いきなり何なんで、ひゃう！！
もはやセクハラと化していた。 途端、殺気立つ僕。 今ならスタンドが使えそう。
僕の照ちゃんに 何してくれてんだ！！
照ちゃんから校長を引っ剥がし、 そのまま押し倒す。
ふぅ、ひさしぶりに本気を出した。 汚ねぇ花火だね。
なに！？そこは放置して なすがままにしておく ルートじゃないの！？
あんたは何を言ってるんだ。 なすがままにしたら 即放送禁止になるわ！
理想の…女性なんだ……。 これは俺に許されたヘヴンなんだ。
あんた何言ってんの？
彼女、一年二組の真城 照さん。 でいいんだね？
はい、そうですけど……？
照ちゃんの足は 産まれたての子鹿か、 洗濯機のように震えていた。
お姉ちゃん、 洗濯機って例えおかしくない？
この妹、心を読んできやがった。 やはりニュータイプか！
ゴホン……。 真城 璃子さん、照さんを
おォ嫁ェにィくゥださァイ………
怖ぇーな！ 若干脅迫気味じゃねぇか！？
で？どうなの、くれるの？
えい、僕は校長の鳩尾に エルボーを食らわした。
いい仕事したっ♪
でも…確かに可愛いねキミ……。 ねぇ、お姉さんの家来なぁい？
いいから！早く照ちゃんは帰って！
僕は直（犯罪者予備軍）を 蹴りで牽制しながら照ちゃんを 無理矢理部屋から追い出す。
いや……この部は 変態が多くてごめんね
いえいえ、楽な仕事ですよ
僕も真城さんみたいに 強くなりたいものだな〜
二人そろって笑い合う。 この場に変態はいない……。 ダブルメガネ、満面の笑みである。
なぁにイチャコラしてんのよ！！
ねぇ、璃子。考えてみて。 こんな胸のない男とバスト89の私、 どっちがいいか、わかるでしょ？
むしろ男に胸があった方が怖いわ！
さぁさぁ、もう時間が時間だし。 帰ろっ！
……ハッ！ そういえばカエル君貳号が 制作途中だった！！
ちなみにカエル君貳号とは、 研究アシスタントロボである。
直はちょっと強引気味の、 いつもの調子で手を握ってくる。 手を引っ張ってくる。
廊下に出る。 もう既に日は落ちたようだ。
他愛のない話をしながら （具体的にはいつもの ストーカーの下りである。）
僕らは下校を急ぐ。
さて、とうとう部活に所属した僕。 明日からはどうなるのだろうか。
僕は—— 楽しく過ごせるだろうか。
…どうも、校長に頬擦りされて 挙げ句の果てに強制退場の照です。
最近、更新が遅れてすいません… しかも今回はページ数が……
こんなんですけど、次回も
見てくださいねっ☆
