“童帝王ミカド”

ゆりちゃァンっ! あッ、あっ、っ――ウッ!

(ビュッ! ビュビュッ!) ハァハァ…… またダンボールに出しちまった。

……ふぅ。 学校行く前に疲れちまった。

これも、ゆりちゃんが 魅力的すぎるせいだぜ…… 俺のマグナムが悪いわけじゃない。

俺の名前は童 帝(わらし みかど) ドウテイと読めるけど、この容姿のおかげか、からかわれた事は今まで一度もない。

……だが、童貞だ。 リア充が憎くて仕方が無い。 俺に、俺に力があれば!

そう思ったときだった。 突如、空から光線が降り注ぎ…… 俺は神の啓示を受けた。

う、うわぁぁあああッ! だっ、誰だっ! 俺に話しかけてくるのはッ!

気づいた時には校門の前だった。 肛門に手をやるとティッシュが 挟まっていた。

ミカドくんおはよう! 今日も精子臭いね! また、ゆり様でヌいたのかい?

お、盛(さかり)じゃねーか。 お前も精液臭いぞ。 朝(に)オナ(ニー)したのか?

ははっ。僕はキミと違って童貞じゃないからね、彼女とセックスしたんだよ。朝セクってやつだね。

リア充爆発しろ!!!!!!

そう笑顔で叫んだ瞬間、 親友の槍田井 盛(ヤリタイ サカリ)の体が爆発して吹っ飛んだ。

俺は神の言霊を手に入れた、 最強の童貞、童帝王ミカドだ。

それから俺はありとあらゆる リア充どもをこの世から駆除していった。

ショタ顔で大人気のリア充。 初田 狩人(ショタ ハント)

侍のコスプレ大好きのオタクを装うただのリア充、五右衛門(仮名)

色んなリア充を葬った後の俺は 色んな女を食いまくった。

もちろん、学園のアイドルである ゆりちゃんも例外ではない。 俺は、リア充になったのだ。

この日本で……いや、この世界で…… たった一人のリア充に――。

――という夢を俺はずっと見ていた。

「リア充爆発しろ」 そう最初に呟いたとき、 俺の頭の中が爆発していたんだ。

「リア充」の捉え方は人によって違う。恋人がいること自体がリア充である場合もあるし、居たからといって充実していない場合もある。

つまり、オナニーも例外ではない。 実際、俺はオナニーをしている時が 一番幸せだった。

俺は既にリア充だったのだ。

終わり。

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Posted at 2012/10/02 01:22 Viewed 30 times

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突如、神の啓示を受けた童貞、童 帝(わらし みかど)が 次々にリア充を地獄へと突き落とす!?

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