“作品の共通点2”

えっ?

な、なんですか2って。これ続きモノなんですか!?

ほら、この前の編集者に舐めんなとか言われたからさ。

もっとこう共通点があるのではと思ったわけだよ。

ちなみにこれは個人的なもんで、著作権関係なしに作品の実名をどんどん使っちゃうぞ!

だ、大丈夫かな?

別に褒めることはあっても、悪評することはないから安心したまえ。

1:主人公の設定

なんかテロップまで増やしてるし……。 で、また主人公の設定ですか?

今回は共通点というより各種作品に傾向のあるものを独自でまとめたぞ。

はぁ、例えば?

例えば、少し昔のラノベ系では主人公はごく普通の男子高校生という設定が多い。

それは前にも言ってた、読者が高校生で共感を得やすいからですよね?

ああ、だから普通という言葉を付け加えることで、俺らとそんなに変わらない男だよと説明ができるわけだ。

だが、問題は……。

そういう奴に限って、普通じゃないことがめちゃくちゃ多い!

本末転倒じゃないですか、読者は怒らないのですか?

よくないと思っている人も多いが、まあ適当にスルーしている人も多いな。

だから、その後の作品は「秘密にしているが、俺にはある力を持っている」みたいな書き足したものが増えた。

なるほど、あえて何の力かは秘密にして読者が主役に興味を持たせるわけですね。

逆に開き直って全開で力を使うのが、ジャンプ系の漫画などだな。

俺は特別。強い、すげえ! みたいなのが漫画は多い。まあそうじゃないと、漫画というものは絵で見せるからな。

力を使った画力がすごいか、すごくないかでおもしろいか、つまらないかが決まってくるわけだ。

なるほど、小説と漫画の違いですね。

特にジャンプ系。これに多いのが、父親の存在だな。

主役もすごいんだから、父親もすごいのは当たり前という方程式が出来上がっているのだ。

お、親の七光りですが、そこで……。

最終的には親父を越えろというメッセージを伝えたいのだろうな、ジャンプ系は。

それで最近のラノベというのはどんな感じなんですか?

まあ色々と幅が広くなったが、最近だと自分には特別な力を持っているという妄想系の主人公が人気だな。

ああ、いわゆる中二病と言われるものですか……。

ちなみに俺は本当に特別な力を持っているぞ。

中二病乙

とりあえず、中二病というものが流行っている傾向があるぞ。

まあ、これはやはり読者の気持ちを考えてのことだろう。

つまり共感させることを狙っているわけですね。

ああ、この主人公の気持ちわかるわかると言わせられれば、良い作品だな。

2:少し変わったヒロイン

またテロップが。ていうか、これいつまで続くんですか!?

俺の気が済むまで。

えー……。

とりま、男の主人公にとって必須なヒロインの存在についてだ。

絶対にヒロインは登場させないと、いけないんですか?

貴様、腐女子か!

ち、ちがいますよーあははは。

ま、まあいい。

そういったのもちろんあるが、一般的なものではなく、ガールズ向けだな。

そんなの男が見えていたら、ちょっとおかしい人か、ホモのどちらかだろ。

ほ、ホモォ……。

やめて!

話を戻すが、ヒロインというのは必須だ。 ラノベでも漫画でもな。

でも、ただのヒロインじゃダメなんですよね?

両想いでイチャイチャしたものをずっと好んで見る奴いんの?

ああ、なんか気持ち悪いですね。

まあそういった物が好きな人はいるが、ちょっとヒロインに一癖二癖あって、ようやく最後あたりで恋仲になるのが理想だな。

苦労した分だけ、感動が大きいということですね。

そういうこと。だからツンデレとか流行ったよな。あれはヒロインが素直にならないのがまたいいということだ。

でも、最近ツンデレは絶対いますよね。

一時期はツンデレはハーレム物では絶対必要かと言われたな。

まあキャラ作りも簡単だしな。

そういえば、一時男の娘も流行りましたね。

ははは

所詮、男だよ。あれはハマッてはいけない世界だ。

あっ……ああそうですか。

まあ最終的にはハッピーエンドになれるような関係が望ましいな。

ここで男の娘や二次元向こう先をヒロインしてみろ。

バッドエンド丸見えじゃん……。

まあバッドもいいじゃな……。

良くない!

良い作品に多いのは最終回を迎えたあと。

ああ、彼らはどうなったのだろう。という後日談を読者が脳内で考えられるようにしたほうがいいんだ。

これで主人公は死んだとかなら、それで終わってしまうわけだ。そして、段々と人々の記憶から忘却されていく。

死というのは人々の記憶から忘れ去られて初めて死なのだ。という名言がありましたね。

あ、あったけ? そんな名言。

まあ良い作品には生き残っているものが多いな。デスノートとか思いっきり例外だけど。

ああ、そういえばそうですね……あれは。

ただあれは主人公が悪へと成り果て、最終的に悪はどうなるのかというを描いたのだから、ある意味でハッピーエンドだな。

でも、脳内で後日談を連想させるって難しくないですか?

ああ、だから告白を途中で切るパターンもあった。

最近のアニメでは氷菓というものがあったな。あれはヒロインには妄想で告白しているものの、実際はしなかった。

でも、そこで終わり。その後に告白したかもしれないという脳内保管ができるわけだ。

じゃあ、最後まで書かずに途中でぶった切るという勇気もいるんですね。

そういうこと!

以上のことから、俺はこれらの共通点でキミPで作品を作ろうと思う。

大丈夫かな?

その時は楽しみにしていてくれよ!

終わり。

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Posted at 2012/11/02 09:50 Viewed 19 times

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また独自の判断で作ってみた。ということで、SS作りがんばろう。

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