“~どたばたデイズ~.2”

カズ「しゃーねー、んじゃさっさと帰るべよ!」

トキコ「そうね。じゃあ、何時もの喫茶店行きましょ。」

マイ「行こー行こー!」

ユキ(・・・ケーキ食べたい・・・飛びきり高いやつ。)

~~そして帰り道~~

カズ「いやー、昨日の深夜番組[ドキッ!水着だらけのアイドル祭り]は面白かったばい!」

マイ「えぇー!?なにその卑猥な番組ぃ!?」

ショウ「アイドルが水着を着て、あんな事やこんな事をする番g・・・。」

トキコ「コルァー!この変態がぁー!!」

ショウ「あば!!」

ショウが良からぬ事を言いかけた瞬間、トキコの必殺延髄蹴

りがそれを止めた。

マイ「だ、大丈夫ショウ君・・・!?」

カズ「おーおー、相変わらず恐かー・・・トキコの延髄蹴り・・・。」

ショウ「ぐく・・・手加減というものを知らんのか・・・!

だが・・・見えたッ!!」

トキコ「み、見えたって・・・何がよ?」

ショウ「トキコ嬢、今日の下着は・・・白と水色の縞パンだな?」

トキコ「そんなに・・・殺されたいのかぁーーー!!」

ショウ「ま、待ちたまえトキコ嬢!」

ドカバキベキッ!!と袋叩きにする音と共に、ショウの断末魔が聞こえたそうな・・・。

カズ「なんまいだーなんまいだー・・・。」(ぶっちゃけパンツ見えたけど、見えたとか言わんで

良かったばい・・・。)

マイ「だ、大丈夫かなショウ君?死んじゃった・・・?」

ユキ「・・・あれ位で死ぬ変態じゃないから・・・大丈夫。」

マイ「え?そうなの・・・?」

ユキ「まあ・・・見てて・・・。」

ユキ「あー、あんな所に可愛い女の子がいる。」

ショウ「何ぃい!?何処だッ!どこにいるマイシスターよッ!?」

カズ「何処どこドコ!?何処におんの!?」

ユキ(お前もかよ・・・。)

トキコ「もうヤダコイツ等・・・疲れた・・・。」

~そんなこんなで、喫茶店~

マイ「やっぱりココのシュークリームは美味しいよね~。あー癒される~。」

トキコ「ホントよね~!外はサクッと!中はふんわりと!」

マイ「それって、たこ焼きの例えじゃないかな?」

トキコ「えっ?」

マイ「えっ?」

ショウ「美味いかマイシスターよ?」

マイ「うん・・・美味しい。」

カズ「トホホ・・・。」

ユキ「どうしたの・・・?カズさん・・・。」

カズ「ん?いんやー・・・今月ピンチで金がヤバいんさー。」

ユキ「・・・何か大きな買い物したの?アイドルグッズとか・・・。」

カズ「いんや、近い内に買いたい物があるんだべさ、その為に貯金しとんのよ。」

ユキ「・・・アイドルのポロリ写真?」

カズ「ち、げーーよッ!まぁ・・・続くかどうか、分からん趣味だもんよ。」

ユキ「ふーん・・・。」

カズ「実はよー?ギターを買いたいと思っとるんよ。」

ユキ「ギター?・・・またどうして?」

カズ「好きなロックバンド聴いてたらよ、やっぱ格好よかーって思ってよ!

そんでまぁ、いっちょやったろ!って事ですたい。」

ユキ「・・・そんなので出来る程・・・甘くないと思う。」

カズ「そんな事ねぇっぺ!どんな些細なキッカケでも、やる気がありゃ十分だべ!」

トキコ「何よカズ?いきなり大声上げて、どうしたのよ?」

マイ「け、喧嘩は止しなよぉ・・・!」

カズ「いやよ?ユキたんがよ・・・?」

ショウ「貴様・・・愚民の分際でよくも我が愛しのマイシスターを・・・!」

カズ「だあぁぁあっ!!おみゃーら人の話を聞けっちゅーに!

実は・・・・かくかくしかじか。」

ショウ「何だそんな事か。カズよ、買ってしまえ。」

トキコ「はぁ・・・心配して損したわ。趣味らしい趣味が見つかって良かったじゃない?買っちゃえば?」

マイ「そ~だよぉ!良いじゃんギター。カズくん買っちゃいなよぉ。」

ユキ「え・・・?えっ?皆・・・?」

カズ「おー!分かってくれるかおみゃーら!」

ショウ「良いかマイシスターよ?折角やる気なった他人の熱意を、そう否定するものではない。」

ユキ「でも・・・。」

ショウ「何かに熱中する事は、素晴らしい事なのだよ?特に、我等の様な若い内は。」

ユキ「・・・そうは言っても・・・。」

ショウ「無駄では無いさ、何一つな?寧ろカズの友である、我等が後押ししないでどうする?」

カズ「ショウ・・・お前・・・。」

トキコ「ちゃんと兄貴らしいトコあるんじゃない、見直したわショウ。」

マイ「うんうん、なんかショウ君じゃないみたい。」

ショウ「それは褒めているのかね?マイ嬢・・・。」

マイ「褒めてる褒めてる。」

ユキ「分かった・・・ご免なさい・・・。」

カズ「謝らんでよかよ、ユキたんは俺の為を思って言ってくれたんだべ?怒ってなかよ?」

ユキ「・・・うん・・・有り難う。」

カズ「うっし!んじゃあおみゃーら、そろそろ帰んべ!」

トキコ「そうね、そうしましょ。」

マイ「あ、そうだ!トキコちゃん後で数学の課題教えてよ~!」

トキコ「はぁ!?アンタまたぁ!?」

マイ「あうー・・・。」

カズ「さて・・・どっこいしょーーー」

カズ「ーーー・・・って、うわ!」

カズや皆が、席を立とうとしたその時・・・丁度椅子が誰かの足に当たってしまった。

???「きゃあ!!」

カズの椅子に当たってしまった女の子は、派手な音を立て転がり・・・。

カズ「あわわわわ!サーーーーセンッ!!大丈夫っすか!?」

???「だ・・・大丈夫・・・。いきなり出て来てすみません・・・。」

トキコ「なぁぁにやってんのバカズっ!」

カズ「申し訳ねー・・・。」

ショウ「申し訳ありません、私の友が飛んだ粗相を・・・さぁ、手を貸しますよお嬢様。」

ユキ(・・・さり気無くナンパモードに入んなよ。)

???「あの・・・大丈夫ですから・・・あら、今何て?」

ショウ「お嬢様と言いましたが・・・?」

???「お忍びで来たと言うのに、何故此処がっ・・・!私は貴方方の様な方達の

許嫁になる気はありませんからっ!!」

先程のオドオドとした口調とは打って変って、いきなり凄い剣幕で言い捨て

女の子は喫茶店から走り去ってしまった。

カズ「何だったんだべ・・・あのねーちゃん?ってショウ?どげんしたとね?」

ショウ「我の許嫁にはならんと・・・一体我の、何がいけなかったというのだっ・・・。」

カズ「安心するばい、あのねーちゃん、おみゃーの事なんて気にもかけてなか。」

ショウ「クソぅ!こんな世の中滅んでしまえぇえ!」

トキコ「何言ってんだか全く・・・。でもそう言えば・・・?」

カズ「んあ?どしたべやトキコ?」

トキコ「いや、さっきの女の人・・・ウチの学校の制服着てたなぁ、ってさ?」

カズ「え?あんな綺麗なねーちゃん、ナンパした事なかよ?」

トキコ「バカ!そんな事聞いてんじゃないわよ!」

カズ「ンな事分かっとるばい!そうじゃなくてよ?俺があんな綺麗なねーちゃん、ナンパしない訳なかとね?」

トキコ「だからそれが何なのよ?」

カズ「ウチの学校にいたら、俺がとっくにナンパしてるっちゅーに。て事はよ?あのねーちゃんウチの生徒じゃない、って事じゃき。」

トキコ「成る程・・・ふざけた解釈だけど、一理あるわね。」

カズ「だべ?まぁそういうこった。んじゃ今日はもう帰るたい。」

トキコ「そうね。んじゃカズ、会計宜しく。」

マイ「帰ろ帰ろー!」

カズ「トホホ・・・。」

こうして皆は喫茶店を出て、再び帰り道へと向かって行った。

あの赤髪の女の子は何者なのか? 次回、「おみゃーらバンドやろうぜ!」お楽しみに!

〜〜続く〜〜

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Posted at 2013/01/17 21:50 Viewed 9 times

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第2話目ッッ!新キャラ登場ッッ!忙しくて更新出来ずに申し訳ないです・・・。

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